Last LOVE~11~
「ねーねーお母さーん?」
「何ー?」
「なおきってどうしたのー?」
「あらー言ってなかったっけー?中川さん家、青森に引っ越したわよー。」
「うそ・・・でしょ・・・?」
「あらーほんとーよー。てっきりなおきくんから聞いてると思ったわー」
「聞いてない!聞いてないって!」
「でも、荷物取りに来週戻ってくるらしいわよー」
「そ・・・そっか・・・」
「今日、夕ご飯ギョーザでいい?」
「んー・・・」
「ごちそうさまー・・・」
「言おうか迷ってたんだけど・・・なおきくんね・・・」
「なおきがなに!?どうしたの!?」
「本当は来週末に渡してくれってことだったんだけど、」
「・・・」
手紙を手渡された・・・―
「手紙?」
「なおきくんがりくに渡してくれって頼んできたのよ・・・」
「お母さん!ありがと!」
ぺら・・・
―りくへ
色々、ありがとう。
迷惑かけたけど、お前といるときは楽しかったよ。
お互い新しいパートナーを見つけよう。
そのために俺はりくから離れるために親父の転勤先に着いて行こうと思う。
いきなりでごめんな。
この手紙を読んでるときは俺はもう青森にいる。
お前と会うこともない。
忘れてくれ。
俺はいつでも、りくの味方だし、
りくのことが大好きだ。
じゃあ、次、会えたときは2人ともパートナーが見つかってるといいね。
手紙。最後まで読んでくれてありがとう。
さよなら
なおき―
「なおきぃ・・・うっ・・・」
私は1時間泣き続けた。
やば・・・目腫れてるし・・・
「りくーおきなさーい。いくら休日だからってダラダラしてちゃだめよ!」
「んー」
「あー電話あったわよ。」
「誰からー?」
「あやな?って人ー」
「!あぁ・・・ありがとう。なんて?」
「11:00に家まで行くって言ってたわよ」
「げっ。今9:00じゃん!」
「早く用意しなさいよー」
「うん!!!!!」
あやな・・・どうしたんだろ・・・
ピンポーン
「はー・・・い・・・」
「おっす!」
「あやな・・・」
「ちょっと出掛けねえ?」
「え?」
「気分転換に!」
「お母さんに言ってくるー」
「おー」
「いこっかー」
「で、どこいくの?」
「俺んち!」
「え・・・」
ぐいっ・・・
「お邪魔しまーす・・・」
「今親いねえから」
「そ・・・そっか・・・」
「まぁ、そこ座ってー」
「はーい・・・」
「緊張しちゃってる?」
「そんなこと・・・な・・・んっ・・・んんんんっ・・・・・・」
ドサッ・・・―
「やっちゃおっか?へへー」
「ちょっ・・・んんっ・・・」
私の、首、耳、唇を舐める彼・・・
やっぱ、体目当て?
『あいつ・・・ヤり捨てしてんだわ』
ドクンッ・・・
「やっ・・・!」
「・・・」
「やっぱり体目当てだったんだね・・・」
「やっぱりってなに?」
「あやなの友達が、ヤり捨てしてるって言ってた。」
「へぇ~」
「へぇってなに!?」
「りくって純粋っていうかピュアっつーっか、俺にはあわねえなあ」
「別れたいの?」
「俺、ピュアなやつとか純粋な奴嫌いなんだでも、りくは他とは違った。」
「なにが?」
「他には無いものを持ってた。」
「訳わかんないっ!」
「じゃあ、もう無理矢理しないから別れるとか言わないで?」
「ほんと?」
「誓う!」
「わかった」
「じゃあ誓いのキス。んー」
「は・・・?」
「りくからしてよー。いっつも俺からだしさあー。ぷー」
ぷちゅ・・・
ぐいっ・・・―
「ん・・・ん・・・・・・」
「・・・」
「はぁっ・・・」
「どうしたのー?」
「もうあやなのせいで疲れたー。」
「ごめんごめん・・・」
「ていうか、なんで私を家に呼んだの?」
「試してみただけー」
「え?」
「拒否らなかったらどうしようって思ってた・・・」
「・・・」
「ありがとな・・・」
ちゅ・・・―
「!」
「りく?」
「ちょっと」
「外出てきていい?」
「俺も行く!」
「・・・」
ばたばた・・・
「なおき!・・・なおき!」
「りく?」
「やっぱなおきだ!」
「おう・・・」
「今日帰ってきてたんだ!」
「その人は?」
「この人?ああ、あやな!」
「彼氏か?」
「うん!」
「お前!何回とっかえひっかえする気だよ!誰にでも脚広げる女だと思われんぞ!」
「人の彼女につべこべ言うな。」
「あやな・・・」
「りく・・・さよなら・・・」
「ばいばーい!」
「あやな・・・」
「ん?」
「私ちゃんと笑えてたかなあ?はは・・・うっううっ・・・」
「笑えてたよ―」
「・・・」
「あれが、中川くんかあ。」
「・・・」
「好きなんでしょ?」
「え・・・あやなくんがす」
「俺は、本当の事が聞きたいよ。忘れさせる為に付き合ったから、まだ好きでもしょうがないよ・・・」
「まだ好きなの・・・」
「知ってる・・・」
「・・・ごめんね・・・」
「俺が忘れさせてやるからな・・・」