Last LOVE
「付き合ってください!」
生まれて初めての告白。
お相手は
1つ年上の先輩。野球部。
一目惚れ・・・
「え?おれ?なんでおれ?喋った事あったっけ?」
「無いです・・・」
「返事は待ってて?」
「はい!」
「じゃあね!」
やったああああ///
これいけんじゃね?あはっ
ビクッ
後ろを振り返ると・・・
「よっ!」
ホッ・・・
「なんだ・・・なおきか・・・」
「なんだとはなんだ!」
「いや・・・北原先輩だと思った!えへへ」
「・・・」
なおきは家も近くて一つ年上の先輩。
「もしかしてさあ、」
「ん?」
「舜[北原]に告ッた?」
「なっ・・・!」
「北原はやめとけ。」
「なんでなおきにそんな事いわれなくちゃいけないの!?」
「・・・・・・だから」
「え?」
「4年前からお前のことが好きだからだよ!」
トク・・・トク・・・・・・
え?なおきが?私を?
「なおきはモテるんだからそんな事軽々しく言わないほうがいいよ!」
「おれは・・・おれは本気で!」
「黙って!」
「・・・」
「もう分かったから・・・」
「じゃあ付き合ってくれんの?」
「・・・・・が好き」
「え?」
「私は北原先輩が好きなんだって!」
ジャリッ・・・―
え?
「あ!先輩!」
「おい!舜!お前本気でこいつと付き合う気あんのかよ!」
「もうやめてよ!北原先輩が迷惑してるじゃん!」
「迷惑なんかじゃないよ・・・付き合う気・・・有るよ」
「勝田さんだよね?」
「は・・・はい・・・」
「付きあお。」
「・・・っつ・・・」
「じゃあ帰り教室まで迎えに行くから!」
「はーい・・・」
私に向かって手を振る先輩・・・
夢のようだった・・・
でも、どうしてだろうか、
気持ちが晴れない・・・
「なおき・・・ごめん・・・」
「もういいよ・・・」
「でも!私・・・なおきのことは好きだから!」
「はっ・・・思わせ振りなんだよ!」
ブンッ・・・
「きゃっ・・・」
「ごめん・・・悪かった・・・」
「・・・」
「もう話しかけたりもしないから・・・」
「えっ・・・」
「じゃあな」
「・・・」
私は何をしたかったのだろう・・・
「うっ・・・うっ・・・」
《ブーブーブー》
携帯が鳴った・・・―