表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 お は よ う


ーーーーーー


『コールドスリープを強制解除します』


ーーーーーーーーーーーー

――――


暗い …… 暗いよ ,


あぁ 、


そうだ , 私 、 眠ってたんだったね……


何年寝てたのかな 。


長い間寝てた気がするから、10年ぐらいかな……?


私は重い瞼を起こし、目を開けた。



「…… え ?」


視界に飛び込んできたのは、 死体だった。


「夢 ……でも見てるのかな。……そうだよね。おかしいよね……!!!」


必死に冷静を保った。しかし、額には汗が滲み出ていた。


辺りを見渡す。鼻をつくような匂いがする。


アノ 時と同じ匂いがする。 目の前で最愛なる人が消えた、アノ時 の匂いが。




ふらつく足を何とか持ち上げ、少し歩いてみる。




「ッ……!」


もう言うまでもないだろう。鉄のような生臭い匂いの先には ふらふらと歩く 人のようなモノ がいた。


目は虚ろで焦点があっておらず、服はボロボロ、腕からは皮膚が垂れ下がっていた。



「なに……あれ……」


「…… え?? ぁ、 あれって ……」


私は呆然としていた。


もちろん怖かった。


だがそれより私を極限状態にさせたモノが、視界に入ったのだ。


その人型のナニカは ブレスレットを、いや、正確に言うとブレスレットだったものをつけていたのだ。


「あぁ …… 私、やっぱり夢見てるんだなぁ。

そうだよね……そうじゃないと嫌だよ……?」


その ブレスレットだったもの それは、


「そうだよね……? お父さん ……っ 」



最愛なる父にプレゼントした、世界で一つだけのものだった。


「 うぁぁぁぁぁぁっ お父さん!!お父さんッ!!!いやぁぁぁぁぁっ」



涙は止まらなかった 。


そして 悟った。私もいずれ父のようになるのだと。



―――――――


冷たい ,


有栖は泣き疲れ、生気が抜けたような虚ろな目でコンクリートに大の字になって転がっていた。


「死にたいな。なんで今なのかなぁ……!もっと前とかさぁ、もっと後とか色々あったじゃん……起きるタイミング……っ」


自動で解除されるコールドスリープのシステムに愚痴を呟いていた。この気持ちを紛らわすかのように。


世界に絶望していた。



「お腹すいたな……」


あの日から何も食べてない。もうそろそろ体が限界だ。


「……ッ」


頭痛がする。意識が遠のいていくのを感じる。


その時、




「お、おい!お嬢さん、大丈夫かい!?」



男の声が聞こえた。



誰だろ……



話しかけてこないでよ。もういいって。


「……ダメだ、意識が無さそうだ。」


足音が離れていく。



……そうそう、私なんて見捨てていいよ。生きててもどうしようもないんだからさ。


だが、私の期待とは反してさっきの足音がまた近づいてきた。


「おーい、聞こえるか??食べ物を持ってきたから、良かったら食べてくれ!!!」


……食べ物?私の為に……??


有栖はゆっくりと体を起こした。


「うわあっ」


男とバッチリ目があってしまい、思わず叫んでしまう。

30代ぐらいだろか、うっすら髭のはえた、性格の良さそうな人だった。



「やぁ!大丈夫か??ささ、これを食べて元気だしてくれ!!」


男はパンを持っていた。


「いや、あの……でも……」


「いいから!早く食べて!!」


「は、はぁ……」


力強く進められ、仕方なくパンを手に取り、口に運ぼうとした、その時――――――


バンッ


銃声のような音が聞こえた。


「ぐぁぁぁぁっ」


肩を撃たれた男が隣でバタッと倒れ、痛そうに悶えている。


「え……??あの、だ、大丈夫……ですか!?」


「出……血……止めなきゃ……。」


有栖は恐る恐る肩に手を伸ばした―――――――



「やめろ!そいつに触るなッ」


遠くから声が聞こえた。


だがもう手遅れだった。私の手はもう男の肩に着いていた。


「な、何……??」


その時



「ギャァァァァッ」


目の前で男の頭が分散した。


「いやぁぁぁッ」


私は悲鳴をあげた。人間なら当然の反応だろう。


目の前で1人死んだのだ、それも頭が砕けて。


呆然としている私の後ろから、誰かの足音が近づいて来た。


「おい、ガキ、大丈夫か?」


振り返るとそこには、長い髪を1つにたばね、緑のモッズコートを羽織った、1人の男がいた。


「だ……れ??」









初めまして。新人のはすたりたです。

本作品は吾輩の初めての作品となっております。


至らぬ点も多いかと思いますが、優しい目で見てあげてください……


直ぐに2話目を投稿する予定ですので、しばらくお待ちください!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ