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遅刻回避、デュラハン男子を学校までナビゲートせよ。工事現場

首なし男子生徒の体は少女をお姫様抱っこで抱えながら走っている。

「早い、この速さなら授業10分前に間に合う」

「そうかなら、よかった」

そしてその少女はお腹に男子生徒の首を抱える。

両手を使って、道が見えるように前に固定した。

『現在工事中のため迂回をお願いします。迂回ルートは、、、』

学ランの男子生徒とセーラー服の少女はT字路に面するタバコ屋さんを曲がった先で絶望に落とされた。

だった一つの看板によって。

工事のアスファルトや土を掘る音が絶望した男子生徒の耳には遠く聞こえる。

「引っ越してきたばかりで迂回ルートがわからん」

顔から血の気が抜けて男子生徒は顔が青くなる。

「大丈夫、寄り道するように別ルートで通学を予習したから、そっちのルートを使えば間に合うから」

少女は男子生徒の頭を撫でる。

そうして少女は、男子生徒をタバコ屋のT字路に誘導する。

「右に曲がれば公園があるそこを通っていけば間に合う。落ち着いて私たちは遅刻回避できるから」

男子生徒はさっき通った道を通ろうする。

「待ってそっちはきた道、ごめんね。首が固定されてないからわかりづらいよね」

少女は行きたい方向を指差した。

「うん、ありがとう!」

そうして二人は迂回ルートで公園を通ることになった。

こうして二人が公園に着くと公園の時計が8時50分を指していた。

始業まで残り十分。

星あかりと月明かりが照らす夜の公園を二人は無事通り抜けられるか。


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