3話 理解
────バッッ
「ッ!?」
空からもう1人の教師が降ってきた。
『えー私は技術の教師ですがね!
同じ学校の先生を殺してもらったら困りますよ!
その人は数学教師ですがね!
数学の授業が回らないでしょう。
まぁこの話にオチはないんですがね!』
その瞬間その技術教師が消防士に斬りかかり一瞬のうちに微塵切りにしてしまった。
────その瞬間俺の背後に回り、こう言い放って一瞬のうちに去っていった。
『君は何もしてないから見逃すけど、最後まで残っていた時は容赦しないからね!』
「えっ?」
「あっ」
先毎の出来事が何なのか考える暇も与えぬように、
死体が砂塵のようにパラパラと消えて行く。
どうやら戦いが終わったことによって死体が片付けられたようだ。
終戦の合図だと完全に理解した。
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────2分後
今のは一体何だったんだ?────
サバイバルなんだから素直に殺せばよかったじゃないか。
話が急に展開しすぎて何が何だかよく分からないぜ。
とりあえず、さっきのような奇襲が有り得るという事は、先に能力を扱えるようになった方が良いだろう。
ステータスとか見れるのがお決まりだが……
空き地に移動してステータスを出そうとしてみる。
ステータスを見ようと眉間を寄せて頭の中で思い浮かべる。
不意に頭痛が軽くなるような気持ちに見舞われる。
どうやらステータスが見れたようだ。
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能力 コンビニ店員
増加ステータス
・攻撃力+10
コード一覧
???
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なんだか凄い端的なステータスだ。
コードを入力して能力が判明すると、このコード一覧に
その能力が追加されるってことか。
これは便利だな。
物は試しだ。コードを打ってみるか。
えーっと?レジを思い浮かべて……
お、出てきたぞ。
早速入力してみるか
『4649』
確定っと……
────バゴォーン
手のような羽の蝶々が、羽を合わせて拍手しながら空に飛んで行った。
「うーん……攻撃できないこともないけどあまり使えないな。」
どうやらハズレ能力のようなものもあるようだ。
「さて、次のコードも試してみるグハッッツ!?」
次のコードを試そうとした時、急に後ろから何者かに何かで刺された。
俺には理解が追いつかなかった。