36話 上池
「おい……亀有……亀有!」
この声は……上池…?
「やっと起きたか…」
上池の声を聞き、その声の発生源を見ると、そこには技術教師がいた。
「技術教師……?」
「え?……あ。」
「バレちゃったか…笑」
俺は目覚めたばかりなので状況が理解できなかった。
「亀有、ごめん。俺……実は────」
「技術教師だったんだ。」
「え?」
「そして、本当は能力があってな……その能力は、お前と同じだ。」
何を言ってるんだ?声が全然違うし見た目も違う。
「声と見た目はコード入力で変えていた。」
「……まあ、違和感は薄々感じていたよ。」
「亀有、今はそんなことより、目の前の敵だ。」
俺はそう言われ、体を起こし、後ろを振り返る。
そうすると、銀色の髪がなびく、美少年がいた。
「僕のお姉ちゃんたち……殺したのあんたらやな?」
少年は八重歯をキラリと光らせ、目をカッと開いた。
「お残しは……許しまへんで?」
「ヘイテッドアーセナル」
ッ!?
ジュッ────
「亀有、危ねぇぞ?」
「あぁ……ありがとう上池、でも……なんであいつはヘイテッドアーセナルを使えた?」
「それは……あいつも俺たちと同じ能力だからだ。」
「あんたら!2人だけで話するんか?僕も混ぜてや!」
「僕の名前は……リク・バシュキルツェフ」
「またの名を……佐藤陸だ。」




