34話 双子
「やぁ、亀有くん」
────こいつに見覚えがある。
「ミラ……?」
「嫌だなー?私はエル・バシュキルツェフ。
ミラの双子の妹だよ?」
……っ!?
あいつ双子だったのか?
そんなことよりだ。
これは、『宣戦布告』と捉えていいんだな?
「お前も……参加しているのか?」
「あぁ、勿論だよ。」
「お姉ちゃんの意思は……私に引き継がれてるよ。」
「喧嘩売ってきたのはあいつだけどな」
「そんなのどうでもいいんだよ……お姉ちゃんを殺された事。それが事実だ!」
面倒くさいのに絡まれちまった……
すると、エルがまさかのことを喋った。
「誰が面倒臭いのだって?」
「え?」
その瞬間、エルがナイフを投げてくる。
咄嗟に避ける。
「ひっ!?」
心臓に見事に的中してきた。
だが、咄嗟に避けたがここは学校の中、攻撃は受けない。
違和感を感じる、なんで的確に当ててきた?こいつ。
「あー……そっか、学校の中だから殺せないのかー……。」
「物騒だな、エル」
「いやー私は医学コースなんだけど、もうロンドンの病院にお誘い貰ってるんだよねー!それでもどうやら医者の能力使えるみたいで……しかも特異種らしくてネ!びっくりだよー」
こいつ、人の話聞かねぇな……
しかも、こいつ学校が終わったら絶対攻めてくるよな?
クソ、本当に面倒くさそうなやつに絡まれた
「だーかーらー!君の考えは読めるし、行動も読めちゃうんだよね」
「は?」
「いやーさ、人の脳と神経の動きが見えるんだよ。」
こいつ、強すぎだろ!




