20話 鏡面
コード入力【334 鏡面】─────
自分の腹を鏡にすることが出来るコードだ。
これで光を反射して目潰しをする。
『くっ……!』
『目潰ししたからなんだってんだ!回し蹴りの途中だし、勢いのまま蹴れるぞ。』
「忘れてたのか?」
俺は手を叩いて後ろに回り込む。
『しまった、歓声移動を忘れていたわ。』
【5006 サッカーボール】─────
サッカーボールを出す。
「くらいな。」
ミラの足元にボールを蹴り込む。
『バカなのか?回し蹴りしているとこにボールを蹴り込むなんて蹴り返されて終わりだぞ?』
「そんなバカじゃねぇよ。」
─────俺は硬度変換でボールを柔らかくし、コピーした。
「そのボールを俺に当たらない位置に飛ばさなきゃ、お前の蹴り返したボールはもう1つのボールに当たって跳ね返るぜ?」
『……』
(これで必ず隙ができるはずだ……そのうちに!)
ミラがボールを蹴るモーションに入る。
『それは蹴り返したボールが1つのみの場合だろ?』
1つのボールを充分に蹴れるリーチに入ったがまだ足を伸ばす。
そして2つのボールに足が掛かった。
ボールがスライムのごとくミラの足に絡みつく。
足のスピードは増していく。
『3秒以内に歓声移動と硬度変換を解除しな……』
(なるほど……ミラが俺に致命傷を与えるチャンスだからな、歓声移動と硬度変換の解除を条件に攻撃を辞めるって事か。ふん良いだろう。)
「その条件!!飲んでやるよ!!!ただし、半分だ。」
俺は歓声移動を解除する。
「ほらよ」
『あぁ、そっちでいいのか?逃げる方法が無くなるぞ?』
「逃げるつもりなんてねぇよ!」
俺はコピーを1回する。
コピー先は自分の足元だ。
『ふーん、パワー比べなら、相手が悪いと思うよ?』
俺はコピーしたボールを蹴り込む。
俺の足にもボールが纏わりつく。
両者のキックモーションが終わり、ボールが足から離れた。
『どちらがパワーが強いかなー?』
「勝手に話を進めるな。」
『え?』─────




