18話 同格
「あーあーこういう奴がモテるのか?イラつくぜ!」
『……?俺はモテたことないぞ。』
「それがシンプルにムカつくんだよ!」
俺がナイフで切りかかろうとした時─────
『まあ待て』
「は?」
『誰もかもスタート地点は一緒だ。』
その瞬間ナイフが消え、コード入力が使えなくなる。
「能力が使えねーぞ?なんだこれ。」
『俺もお前も同じ能力で行こう!』
そう言われて俺は中谷と同じ能力を使えるようになってることに気づいた。
「なるほどな。」
俺は空中に銃を書く。
『それは悪手だな』
俺は銃を構え、3発連続で打ち込んだ。
すると中谷は直線を引き鉄パイプを出す。
鉄パイプによって銃弾は防がれた。
「遠距離攻撃は厳しいな。」
『なら近距離で来るか?』
「乗っかってやるか」
俺はナイフを5本書いた。
『同時に刺すことで防御しにくくする作戦か。』
中谷は盾を書く。
俺はナイフで中谷に切りかかろうとする。
その時力を緩め4本だけ足元に投げ、1本は袖に隠す。
『バレてるぞ?』
中谷は盾を地面に突き刺し、ナイフを防いだ。
「どこまでだよ!」
無防備になった中谷を隠していたナイフで切りかかる。
『ここまでだぜ?』
しまった……バレていた。攻撃は通らないだろう。
だが意外にも結果は違った。
ナイフは胸に刺さっていた。
そう─────
両方の胸に。
『「ガハッ!!」』
「何故だ!?」
『誇りというのは覚悟でもあるんだぜ?』
『もうすぐあいつが来るだろう……俺は一旦引かせてもらうぜ?帰って報酬を貰わせてもらう。』
「最初から金の為に自分の身まで犠牲にするつもりだったのか……」
『じゃあな!』
俺の使える能力がコード入力に戻る。
中谷は自転車を描き、道路へ飛び出した。
─────キキィィィ
その瞬間、中谷の体はバイクに轢かれ、見るに堪えない姿になる。
バイクに乗っている女がヘルメットを取る。
『やぁ、テレビぶり〜!』




