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主人公が鈍感(←理由あり)過ぎて、全然進展しないじゃないか!  作者: true177
第六章 今年の五月は忙しい編(We Have A Lot Of Event!)

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055 金曜日 放課後

 「全員問題は考えてきたと思うから、順番に言っていこう」


 前回の集会から二日後の金曜日。横岳のその一言で、今日のレク係の集会が始まった。


 木曜は集会が特になかった。去年まではレク係は毎日集まってたらしいが、今年からはテスト勉強の時間を設けるために減らしたらしい。ただ、減らしているとしても週四で放課後集合だとあまり変わっていない気もするが。


 問題の担当は、未帆が電車の駅、横岳が地名、亮平が数学(なぞなぞの方向に向いてしまっているが)、他の三人は雑学だ。


 「ちゃーんとみんなが分かりそうな問題を考えてきたよ!宇都宮線とか、秩父本線とか・・・・・・」


 「未帆、それだいぶズレてる!ここ埼玉じゃないから!」


 亮平が埼玉だと分かった理由は、埼玉を前に調べたことがあったから。


 「あっ・・・・・・」


 自分の失敗に気づいたのだろう。未帆は、顔を赤らめさせた。


 「今のなし!今度はちゃんと調べてくるから!」


 「西森さん、分かったから。よし、次!」


 横岳が強引にまとめると、次の亮平にバトンパスした。


 「はいはい。方向性がちょっとおかしくなったかも知れないけど、一応数学みたいなものだから大丈

夫」


 亮平は自身満々に、問題文を書いてきた紙を見せた。


 『1:2の二乗は4,2の一乗は2,では2のゼロ乗は?

  2:電卓にあるすべての数の和と電卓にあるすべての数の積、どっちが大きい?

  3:一時間にAはマラソンコースを3周、Bは6周、Cは2周します。全員最初はスタートラインからスタートします。さて、三人がスタート地点に並ぶのは何時間後?

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


 亮平を除く全員がしばらくその紙をじっくり読む。


 「霧嶋、3番は明らかに数学じゃなくないか?なぞなぞだと思うぞ」


 横岳には一瞬で気付かれた。答えも分かっている事だろう。


 「そんなこと言わずに。問題作るの結構難しいんだぞ。なんなら横岳もやってみるか?」


 「いや、いい」


 「なら、3番以降の『なぞなぞ』と化しているような問題も認めてくれ」


 「・・・・・・分かった。もういい。次!」 


 横岳は亮平を説得することをあきらめたのか、次の人に移る。あきれられたかもしれないが、『なぞなぞ』と化した問題を認めてくれないと、問題が作れない。


 集会は進んでいき、最後の横岳が問題を全部言い終わると集会はお開きとなった。「勝手に自分たちで終わらせてもいいのか」という声が聞こえてきそうだが、レク係担当の担任が「自由にしろ」と言っているため、別に自分たちで勝手に終わらせてもいいのだ。


 「次からは問題の出し方や司会の進め方とかを決めようと思うけど、それでいいか?」


 横岳の提案に全員が賛成する。


 「じゃ、解散!」


 もちろん、亮平が未帆と一緒に帰ったのは言うまでもない。

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