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主人公が鈍感(←理由あり)過ぎて、全然進展しないじゃないか!  作者: true177
第六章 今年の五月は忙しい編(We Have A Lot Of Event!)

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053 水曜日 放課後

この話より会話部分を多くさせていただきます。(路線変更)

 日にちは変わって水曜日。今日も、放課後に集まりがある。ただし、今日はクラスの人は全員いることが昨日と違う点だ。


 今日決めることは、クラスでの役割決め。昨日は班の中での役割を決めたが、今日は全体だ。


 まず、体育委員はすでに役割が「健康確認係」で決まっている。残りの人の役割は、レクリエーション係、生活係、準備係に分かれる。決め方は、希望制だ。


 一番人気があるのはレクリエーション係。修学旅行でのクイズや出し物などを考えてする係なので、人気があるのは当然だろう。


 逆に一番人気がないのは準備係だ。学年集会をする場所や全員を待機させる場所などに事前に行って、準備をしないといけないからだ。生活係も忘れ物確認などの仕事があるが、いかんせん一番仕事が少ない。だから生活係は、一定の希望者がいる。


 亮平は、レクリエーション係を希望した。係には当然定員があるので、必然的にレクリエーション係に希望したのになれない人も出てくる。係の決め方は、基本ジャンケンだ。いつも負けているだけに不安だが、こればっかりはしょうがない。


 幸い、一回で勝つことができた。レクリエーション係には、他に未帆と横岳もなっていた。


 係決めが終わると、早速係別会議だ。生活係はすぐ帰れるらしい。他の3つの係は時間がかかりそうだ。


 「レク係集合!」


 レク係(そう呼ぶことにする)の担当は、担任だ。亮平は仕切りたくなかったので、担当の教師が付くのは好都合だ。


 「3-Aは、一日目にホテルに行く前に公園でクイズを出すことになっている。内容は、他の組やレク以外の係の人には絶対言うなよ」


 後半部分は全員が分かっているとは思う。確認のために言ったのだろう。

 

 担任は一通り注意事項を言い終えると、すぐにサッサと教室を出て行ってしまった。


 「誰が何のジャンルの問題を出すか決めようよ!」


 「雑学はいれたほうがいいような・・・・・・」


 「ハイ!数学を入れたいです!」


 「数学って・・・・・・。面白いか、それ?」


 3つ目が亮平の言葉だ。数学は自分の得意分野だけに問題を作るのが容易なので、入れたかった。すぐ横岳から疑問の声が出たことは気にしない。


 「地名の問題を出してもいい?」


 「私は、電車の駅の問題でいい?」


 「一遍に話すんじゃなーい!聞き取れないだろ!」


 いつのまにか、横岳が仕切るようになっていた。


 「じゃあ、雑学、鉄道、地名、数学。ジャンルはこれでいいか?」


 横岳が数学をジャンルに入れたのは驚いた。


 (否定的だったはずなんだけど)


 結果良ければすべてよし。全員がその案に賛成して、今日の集まりは終わった。


 「ねー亮平、土曜に数学教えてくれる?」


 「別にいいけど、教えるのは・・・・・・」


 「ヘタだっていうのは友佳から聞いてるよ!」


 (まーた、友佳か)


 亮平が話してもいない事が未帆に漏れているときは、だいたい友佳からの情報の場合が多い。困るわけじゃないから今はまだいい。友佳も、さすがにタブーの領域の事にまでは手を突っ込ま

ないだろう。


 「せっかくだから、一緒に帰ろう?」


 亮平の頭の中に、昨日の事がフラッシュバックする。とっさに、窓の外を確認する。澪はいなかった。


 「そうだな」


 周りの男子からの目線(特に横岳)が日に日にきつくなっていることには、全く気付いていない。

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