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主人公が鈍感(←理由あり)過ぎて、全然進展しないじゃないか!  作者: true177
第六章 今年の五月は忙しい編(We Have A Lot Of Event!)

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049 何度でも蘇る地獄

六章の題名を直前で変えました。ネーミングセンスの無さはお許しください。

(本当は章の名前を「中間考査編」にしようと思ったが、ネタがなく続かないことに気づいた)

 亮平は、今教室にいる。今日はゴールデンウィーク明けの初日。体か結構だるい。


 「えー、連休明けでキツイとは思うが、授業を頑張ること」


 なにか、この後にある大事な予定を忘れているような気がする。予定では、たしか来週は・・・・・・


 「それから、来週は中間考査なので、きちんとテスト勉強をするように。提出物忘れるんじゃないぞ!」


 ついにやってきた、地獄のような行事。


 (「中間考査」!)


 テストは、三年にとってはとても重要な事であり、同時に最も嫌な事でもある。受験に関わってくるからだ。


 ホームルームが終わった後は、教室の中はテストの話で持ち切りだった。やれ成績がどうだの、やれ授業態度がいいからある程度は問題ないだの、いろんな事が教室内を飛び交った。


 亮平の成績は、上か下かでいうと上の方だ。とはいっても、総合成績がトップクラスな訳ではなく、だいたいの教科は平均より少し上ぐらいだ。数学だけは一、二を争うほどの上位だが。


 「霧嶋、数学の成績いいんだから、教えてくれよ」


 横岳だ。横岳は、数学だけはなぜか成績が悪い。


 「前も教えたはずだけどな」


 「霧嶋の教え方が分かりずらかったんだよ。俺が分からない部分を分かってる前提で話が進んでいくからさっぱり分からん」


 亮平は、誰にも「数学はかなり成績がいいが、教える能力が全くない」と言われる。亮平からしてみれば普通に教えているつもりでも、教えられてる側からすれば「亮平が分かってる前提で

教えている部分の前提が分かってない」状態になっているらしい。


 「ところで、本当に霧嶋はどこで勉強してるんだ?学校で勉強してる訳じゃないだろ?塾にも行ってないし」


 それは誰にも言われる疑問だ。亮平は塾には行っていないので、どこで勉強しているのか疑問に思われるのだ。


 「家に決まってるだろう?何回も言わせるなよ」


 「でもなぁ。何回言われても信用できないんだよ。前々から霧嶋が言ってる一日の平均ゲーム時間から計算したら、勉強時間を取ってるのか疑問に思うぐらい時間が余ってなかったから」


 横岳がこういうのにも、理由がある。亮平は半年前ぐらいに、家でのゲームの平均時間を伝えたことがあるのだ。そこから計算されるとは思っていなかったのは、亮平のミスだ。


 だが、疑問は持たれても確信されすわけではない。亮平が伝えたのはあくまで「平均時間」。


 「休日にやり過ぎてるだけだって」


 平均は平均。休日に偏っていると言えば、反論はできない。横岳もしばらくして引き下がった。


 (中間テストめんどくさー)


 とはいえども、亮平はテストが好きなわけではない。むしろ嫌いだ。数学ができるからと言っ

て、同じような問題を何回も解くのは面倒くさいのだ。


 課題表が今日の学校終わりに配られる。課題の量はそれで分かるのだ。


 (少なくなってますように)


 亮平のその願いは、かなうことは無かった。

TEST NO ZETAI!

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