これまでのあらすじ(1~4章をすっ飛ばした方用)
この話はこれまで(1章~4章)のあらすじです。原文とストーリーが変わっている(特に1章)ところもあるので、最初から読み進めてきた方は飛ばしてお読みください。
1章
東成中学校3年A組の霧嶋 亮平は、一学期始業式の日に幼馴染の西森 未帆と再会する。最初は何となくで亮平にくっついていた未帆だったが、2週間ほども経たないうちに亮平の優しさと力強さに好意を持つようになる。
2章
次第に『もっと亮平のそばにいたい』と思うようになった未帆。しかし、中学校から亮平と同じになった3年B組の酒井 澪にいきなり敵視されてしまう。たまたま校内パトロールの当番が同じになったことがきっかけで二人は亮平を板挟みにして激しくぶつかったが、最終的に痛み分けという形で和解する。また、2章終盤には『八条学園』という私立中学から乱入してきた何人かの男子が暴力を振るい始めたが、亮平に全て撃退された。
3章
亮平が「『八条学園』の襲来をなぜ食い止めることが出来たのか」という未帆の問いに対して重い口を開く。それは、亮平の過去の重く闇のある歴史だった。
(過去の内容:亮平がまだ小学五年生だったころ、小学校は六年生の独壇場になっていた。暴力をふるおうがパシリに行かせようが、六年生だと教師も見て見ぬふりをしていた。亮平達はこの状況を打破するため、死ぬ気になって力技を磨いた。決行当日、順調にいくかに見えたが、幼馴染の真藤 友佳がカッターで腕を刺されてしまう。血をみた亮平は未曽有の大災害のごとく暴れまわり、六年生のリーダーだった細川 久夜もろとも倒す。だが、血を見たあとの亮平の記憶は残っていない)
4章
東成中学校では、年に四回も体育大会が行われる。そして四月は春の運動会がある。亮平と未帆はともに白組だった。練習も程々に本番が来てしまい、白組は大敗する。亮平はタックルされたことで保健室で休んでいたが何事もなく、しかし跡片付けをやりたくなかったので保健室で待機していた。一方の未帆は亮平を心配し、片付けが済んだ後も亮平のことを心配していた。
ふらっと現れてネタバラシをした亮平に対して未帆の心配が怒りへと変わり、爆発した。




