表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

桜子さんのショートショート

お兄ちゃんと妹 ある家庭の日常ストーリー

作者: 秋の桜子

 兄「お兄ちゃんでーす、唯一無二のツッコミでーす」


 妹「兄!どーゆ事?5人家族でツッコミ1人って、私もそうやん」


 兄「イヤイヤ、お前の右に出る者はいない、クィーンオブボケ」


 妹「そんな事ないわ!1番はお姉だと思う、私は見た!ある日のメッセ」


 兄「腹減った。おとん、お姉と妹迎えに行ってるから、帰ったら飯か、おかん、今何処ってラインしよ………ポチ、送信」


 妹「ピロリーん、あ、今どこって?お姉ラインして」


 兄「あ!お姉から返信『帰りよる』なんでやねん、妹にライン、今何処、ポチ」


 妹「は?返信と、ポチ」


 兄「妹から返信『車の中』なんでやねん、今どこ走ってるねん、ポチ」


 妹「何やねん、ポチ」


 兄「妹からの返信『道』分かっとるわぁ!そんな事、俺はな、その時空腹のあまり倒れそうになったわ、普通なら『何処そこの、この辺り』と返信来るんや」


 妹「何処って来たから、車の中におったし、そしてどこ走ってるって来たから、道って返した、間違ってはない、お姉の返信のがやらかしてる」 


 兄「違う!お姉も小出しにボケるが、お前は普段から、怪しい発言が多い、ある夏の日」


 妹「暑ー。扇風機つけよ(ボタンを連打)」


 兄「(部屋を覗く)お前何しとるねん、連打したら無敵になるんか?」


 妹「動かへんからやんか!(怒)」


 兄「コンセント抜けてるし」


 妹「あ」


 兄「そして続く、ある冬の日」


 妹「ゔー!寒いーお兄の部屋のこたつにあたろう、入らせて、ぬくぬく」


 兄「(スマホを眺めつつ)コタツのコンセント」


 妹「失礼いたしました」


 兄「別の日、高校卒業後、社会人としてのある日の朝」


 妹「ちーこくー、えーと、初心者マーク貼って、お兄⁉何で私の車に、前後左右初心者マーク貼ってあるねん!ハズいやんか」


 兄「イヤイヤ、お前は高校生の時に、チャリで単独事故を繰り返した事で、自転車通学禁止を喰らった珍しい奴、家に有るだけの初心者マークを、貼ってやったのだ」


 妹「ちょっと派手に転んだだけやんか。要らんし(要らないのをはがす)じゃ行ってきまーす」


 兄「はよ車出せ、お前が出ないと、兄は出れん(車の中で待っている)何でアイツ出ない」


 兄、車から降りる、妹に近づく。


 妹「お兄ちゃん!どうしよ!車のエンジンかからん、壊れた」


 兄「なんでやねん、お前、鍵は!キーレスでも、鍵!」


 妹「鍵、あ」


 兄「取りに行ってコーイ!無遅刻無欠勤の俺が、初めて職場に汚点をつける事に、もう少しでなったのは、忘れてはいない」


 妹「ちょっと忘れただけやん、忘れ物は誰でもあるやんか、ボケるのも、お母さんに、スカートが、一枚ないって言ってたら」


 兄「聞き間違えて1万円無いのかとか、普通にほざくよな、卵を割って入れたのが三角コーナーとか、砂糖と塩間違えるとか、時々やらかしている」


 妹「そーやん、だから私が最強ではない、忘れ物も人よりちょっと多いだけだし、それに仕事上では無い!偉い!」


 兄「イヤイヤ普段がお前は多すぎる、覚えているか?中高と忘れ物はトップクラスだったのを、なのに評価点が下がらなかったのは、俺が全て届けたからだ、おかげてお前の友人からも、学校の先生からも俺はお兄ちゃんと呼ばれていたのは、今尚覚えている」


 妹「いちいちうるさいなぁ、記憶力良すぎるとハゲるし」


 兄「フーフフフ、それはどうかな、そういやこの前親父もやらかしてるよな、流石だ、ボケクィーンの親父、俺にした質問がヤバい(親父役)おい!お兄ちゃん、今度釣りに行く魚の名前なんやけどな」 


 妹「(兄役)今食べてるのは鯵、確か昨日も教えた」


 兄「あー、野球見ながら聞いとったから、わすれた。そや!口が小さいやつや」


 妹「魚は海か川か池か湖か沼、クジラは哺乳類、口のサイズは、恐らく親父の言ってる種族は、小さいと思う、特徴を言ってくれ」


 兄「え、と、何やったかな、そ!海に住んでて、特徴?難しいこと言うなや、特徴………そや!(閃きに目を輝かすおっさん)特徴はな!水の中で、こーゆー風に泳いでいるやつや!(ジェスチャー付)これでわかるやろ!泳ぐ魚や!」


 妹「わからんわー!魚って魚って!ほぼ泳いどるやろおぉ!」 


 兄「どうだ、これにてわかっただろう、記憶力とハゲとは関連性はない、ちなみに親父の知りたかった魚を言ってみろ、魚釣りの話だった。ヒントは、ハから始まる2文字、唐揚げが美味」


 妹「ハ?えーとぉ、唐揚げ?この前食べた、あ、わかった!お父さんの頭みたいな名前があるやつ、ハゲ!」


 兄「なんでやねん!ハゼや!こりゃあかんわ」


我が家のリアルな日常劇場です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 割卵→三角コーナー キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!! 楽しいお話で、気分は(´∀`∩)↑age↑ですww [一言] 末の娘さんは巨〇っと 〆(〇ω〇`)メモメモ ←おいwww
[良い点] 家族あるあるですね。 でも『道』と答える人は中々いないかな? 妹さん、かなりの強者ですね。 面白かったです。 お兄さんも大変ですね。 [気になる点] 電源が入っていないのにコタツに入…
[良い点] 笑いの絶えない家族のほのぼのとした風景が好きです [気になる点] ネタが内輪になりすぎていて会話の中での状況のつながりが非常に読み取りづらいです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ