異世界を作ろう編 その2
異世界の民族を設定する
スライム惑星の上には何があるのでしょう。スライムの体表には粘液成分が分泌されてる気がします。ねばねばー。ということでとりあえず、粘液というにはサラサラしていますが、惑星表面に海を置いてみましょう。するとおお!海洋冒険浪漫の舞台ではありませんか。そして海といえば海洋民族。海洋民族には謎が多い!そんな筆者の勝手なイメージに従って、謎のチート海洋民族というコンセプトで話を進めます。
彼らは幾万年にもわたりスライム惑星の海を支配し続ける、神秘の海洋民族。しかし数万年という単位では、天測航法の要である星々の配置も変化していきます。そこでチートです。彼らは航路の算出に欠かせない恒星の未来位置を予測可能なオーバーテクノロジーを有しているのです。イメージとしてはアンティキティラ島の機械を原型にハッブルの法則やら恒星の固有運動やらを加味した歯車お化け。
さて、潮風は金属機械の大敵です。彼ら自慢の恒星シミュレーターは精密機械。錆びてしまっては大変です。そこで魔法です。魔法によってシミュレーターという概念が空間に投影されていると設定します。ファンタジー万歳。
でも、魔法って何さ?そこで「お約束」です。「ここは剣と魔法の世界」。いいですか?深く考えてはいけません。疑問も感じてはなりません。黄門様の印籠に疑問を差し挟むことは許されないのです。さあ、この揺れる五円玉を眺めるのです。
ではまた次回。