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第一話 殺人鬼転移

「きゃっ!!」


 真っ暗でまったく人気の無い路地裏で一人の女性の悲鳴が響き渡る。


「死にたくなきゃ、声出すんじゃねーぞ」


「ヒッ...」


 一人の男が女性の首元にサバイバルナイフのような小さな刃物を突きつける。死ぬのが怖く女性はすんなりと黙った。


「けけっ...、それで良いんだよ。メスは男に股を開いてればな。」


 男は笑みをこぼしながら、女性の胸に手を伸ばそうとすが、


 スパッ


 男の手は両方がズレ落ちる、そして後から血が噴出る。


「えっ!?、うわあああああああああ!!!!!!」


 男は痛みで膝をつく。男は誰か後ろにいると気配を感じおそるおそる後ろを向く。


「ヒッ...」


 男の目には大きな黒い影が映った。周りが暗闇であまりよく見えないが電灯によってかすかな光に照らされて見える人の手に包丁が握られていた。それを見て自分の手切り落としたのはその人だとすぐにわかった。

 男は「見逃してくれ」と言おうと口をあけるが、


 びゅっびゅっ


「えっ!?」


 自分の首から赤いものが勢いよく飛び出ていることに気づき、倒れ絶命する。

 そして、その黒い影は死んだ男にもう用はないと男の死体をまたいで腰を抜かしている女性に近づき手を伸ばす。


「きゃあああああああああ!!!!!!!!」


 女性あまりの恐怖に思わず悲鳴を上げた。


  ☆☆☆☆☆

 ピッピッピピピピピ


 時計のアラームによっていつもどおりの時間にオレは起こされる。オレはいつもどおり顔を洗い制服に着替えて階段を下りて食卓にいる家族に挨拶をする。


「おはよう、みんな」


「おはよう、ジャック」


 母が一番最初に返事してきてその後に父と妹が返事してきた。

 オレはいつもどおり朝のニュースを見るため東京都テレビをつける。


『昨日も、切り裂きジャック出没!』


「あっ、お兄ちゃんまたテレビに出てる」


「コラ、お兄ちゃんをからかうの辞めなさい。」


 オレをからかう妹を父が叱った。


「はーい」


 もう、こういうからかいにもう慣れた。からかわれるのは仕方がない、オレの本当の親は二人とも外国人で父親が死んで母親は、今の父と再婚をした。オレの名前は、ジャック:ブラウンという普通の名前だったが、今の父の苗字は霧崎のため今のオレの名前は霧崎ジャックだ。

1888年にイギリスで連続発生した猟奇殺人事件その事件の犯人のあだ名は、「ジャック・ザ・リッパー」日本語では、「切り裂きジャック」という。

それで、オレはよくからかわれるが、オレにとって褒め言葉だ。だって、切り裂きジャックだぞ!あの伝説の未解決事件の犯人!!


『切り裂きジャックが、現れて4年今だ警察に捕まらず、被害者は、増え続けてます。まさに二代目の切り裂きジャックですね!』


『実は、もう一人の被害者がいて、その子の証言によると犯人に助けられたが胸を揉まれたそうです。前の事件にも同じ証言が出ているので、この事から犯人は一緒だと思われます。』


あの女!!内緒だって約束したのに!!

まぁ、仕方ない。オレの反応を見ればわかるだろ。そうオレがこの事件の犯人だ。


『でも、昔の切り裂きジャックは女性を嫌っていたはずですが、このようなことをしているって事は、よっぽど女性が好きって考えらますね。』


オレの考えは、何なりと当てられた。うん、オレは女の子が好きだ!女の子を守るため殺しをしていた。だが、殺しをしていくたびに殺しをするのが、病み付きになっていった。オレは、もう戻れないそう思って毎晩のように女の子を傷つける奴らを殺していった。

オレは、警察に捕まるか死ぬまでやめないつもりだ。


「…あの人ような女性はもう見たくない…」


「どうしたの?お兄ちゃんあの人って誰?」


「ううん、何でもない。じゃ、学校行ってくるね。」


オレは、朝ごはんを食べずに学校へ向かった。


☆☆☆☆☆

「おはよう、ジャック!」


時雨(しぐれ)か、う〜ん今日も良いおっぱいしてるな!」


オレは、手を伸ばしおっぱいを揉む。


「何すんのよ!この変態!!」


ベシッ!!!


オレは、思いっきりひっぱたかれた。まぁ、当然の事だな。でも、オレにとって褒美だ、こんな黒髪美少女にひっぱたかれて喜ばない奴なんてこの世にいない!!こいつは、七瀬 時雨オレの幼馴染だ。でも、やっぱ今日も良いおっぱいデカすぎず、小さすぎず張りがあって形の良いおっぱいだ。


「悪かったよ、まぁそれより教室行こうぜ!」


「また、そうやって逃げる!!もう〜私だからビンタで許されるけど他の女の子だったらビンタじゃ、済まないよ〜」


「へいへい」


オレは適当に返事をし教室の方に向かう。


「…いっそ私と行き合えば、いくらでも触らせるけど」


「うん?どうした?」


よく聞こえなかったからもう一度聞いた。


「なっ、何もないよ!!!!」


時雨はそう言い残しオレを置いて教室へ向かった。


「何だ、あいつ。」


オレは、後から教室に向かった。


☆☆☆☆☆


「来たかジャック」


「翔、おはよう」


こいつは、東堂 翔 中学からのダチで高校も一緒だ。


「ジャック、また時雨の胸を揉んだんだって?良い加減責任取りなさいよ。時雨ちゃんは、もう待ってるだけなんだから。」


こいつは、田中 明日香。翔の彼女だ。

翔も結構可愛い彼女を持って幸せそうだな!


「わかってるよ、今日の放課後オレは、時雨に告ろうと思ってる。」


そう、オレは時雨が好きだ!他の女の子のおっぱいも揉んでるけど、まぁバレなければ大丈夫!

そして、時雨は100パー、オーケーする確信もある。


「これで、オレはあいつのおっぱいを直接触れる」


「こいつは、救いようのない変態だ…」


「そうだな…」


オレは、ドヤ顏でガツポーズしていると、視界が白に包まれた。


☆☆☆☆☆


「ここは、どこだ?」


今教室にいたはずだ。なぜ全校生徒が、全員が倒れている。

オレの次に他の生徒が次々と起きだす。そして、何が起きたのか理解できず、騒ぎ出す。


「ここは、どこ?」


時雨も起きた。


「時雨!」


オレは急いで時雨のとこに向かおうとするが、


「ウッ...」


オレは何かの気配を感じその場に止まり、気配を感じたところを見た。そこには、ゴッツイ鎧を着た男がいた。

あれは、ヤバイ今のオレじゃ勝てない。あんな奴に日本にいるのか?

いや、いないしかもあの鎧まさか...


「全員静かに!!!」


その男が叫んだ。その声に全校生徒全員が黙った。黙ったというより怯えている。あの男は叫んだというより、殺気を放った。


「王が話をする。」


すると男は、カーテンっぽいものを開く。

そこに王冠をかぶった男がいた。


「貴様ら、よく来てくれた!これから、私のために戦ってもらう。」


周りは、何だこれ夢?とか、あの鎧クオリティ高いな!とか、しか思っていない。あれを見て、状況を理解できないとは、日本人は平和ボケしすぎだ。


「お前!何言ってんだ!!状況をもっとわかりやすく説明しろ!!」


生徒の一人怒鳴った。三年か、バカだあいつ...


ザシュッツ!!


その生徒は斬られた。


「「きゃー!!」」


女子達がほぼ全員叫んだ。他の女子は恐怖のあまり黙っていた、そして尿を漏らした子達もいる。

これで、やっと全員がこれは、遊びやドッキリじゃないとわかった。

一人の生徒の死で状況を理解させる方法なんて世界だよここは、面白くなりそうだ。


「フフッ...」


オレは、思わず笑みをこぼした。


読んでいただき、ありがとうございました!

これからもよろしくお願いします!

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