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10話.武器できた

 街に戻りごリラの屋台に行く

「いらっしゃい〜」

 ごリラを見た瞬間、殺意をおぼえた。

 今までの格好もゴスロリっていうのかかなりひどかったが、ここまでじゃない。

 どんなかというと、黒のエナメルのニーハイブーツ、網タイツ、エナメルのボルテージレオタード、黒いひじまである手袋。女王様ルックだった。

 あえて言おう、コイツはオスゴリラだ。股間が盛り上がってし、誰得?

 しかしコイツが作るメシが今の所一番美味い。

「今日は何がある?」

 目を背け聞くとホットドッグとカレーパンと言うので3つずつ買い目をつぶりその場で食べた。

 精神的に疲れたが、その後素材屋で戦利品を売ると5,500Gとかなり高く売れた。初級木工工具セットも買い工房に向かった。


 工房で丸太を取り出すと

「やぁ、どうだいがんばってるかい。」

 イケメンが話しかけてきた。丸太から長さが140cmのまっすぐな杖を作りたいと言うと、まだ無理だと言う。丸太からの加工は難しく工具も技術も足りてない。森に手頃な木があるから切ってくる方が早いらしい。

 それならとサッサと森に行こうとすると、雑貨屋で伐採斧を買うといいと言われ、買ってから森に向かった。


 敵は無視して森で探すがどれがいいのかさっぱりわからん。いくつか木に登り良さげな幹を切って後でイケメンに聞くことにした。

 ーー掴みを覚えましたーー

 ーー木登りを覚えましたーー

 5種類の木を集めたところで工房に戻った。


 戻るとまだイケメンがいたので採ってきた木を見せ、種類とどれがいいか聞いた。

 キリ、クスノキ、ヒノキ、レモンウッド、シラガシでこの中ならシラガシかレモンウッドだが樹皮を剥いで乾燥させてから状態を見て選べばいいと言っていた。


 ナイフで削る、削る、削る、削る、削る削る削る……よし5本とも完成。次は工房の乾燥庫に入れてまる一日放置する。

 ハア、まだ武器が出来ねぇ

 やることがなくなったし、メシももうすぐだったのでログアウトすることにした。


 翌日、5本の杖が完成した。

 乾燥した木をナイフで削るがなかなかまっすぐな棒状にするのは難しかった。表面をヤスリがけし仕上げにオイルを布で塗り込み出来上がった。作り始めてから傷を直すのに糊とか仕上げのオイルなど買いに雑貨屋に走らされた。しかしあの雑貨屋なんでも売ってるな。

 完成したのはログアウトする時間の少し前で5本作るのに8時間かかった。

 こりゃ生産職大変だわ。詳しくわかんねぇがたぶん工程が一切省かれてない。工房の人も聞いたことには教えてくれるが基本はノータッチだ。でもなんでも作れる。


杖:長さ150cmのキリの杖。少し曲がってるし丈夫ではない。重量0.4kgステータス補正/STR+1


杖:長さ150cmのクスノキの杖。少し曲がってるしあまり丈夫ではない。重量0.5kgステータス補正/STR+1


杖:長さ150cmのヒノキの杖。少し曲がってる。重量0.6kgステータス補正STR+2


杖:長さ150cmのレモンウッドの杖。柔軟性がある。重量0.7kgステータス補正STR+2


杖:長さ150cmのシラガシの杖。丈夫で硬いが少し重い。重量1kgステータス補正STR+3


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