表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
magic  作者: 悠夢
5/6

校門前にて

 校門の一歩手前、新生活である第一歩を踏み出そうとした時に何か背後で気配を感じた。


 ドーンッ


 「うわっ」

 と何かが背中に物凄い勢いで当たってきた。衝撃音と共に零の声だけが空を舞う。とんでもない衝撃を一般人の零が耐えきれる訳はなくそのまま前方へ吹き飛ばされる。

 「うぅ、イッテー」

 零は背中を抑えながらよろよろ立ち上がる。

 「あっ、ごめん。大丈夫?」

 声のする方を見るとそこには燃える様な赤い髪をした少女が立っていた。少女は両手を合わせごめんなさいのポーズをしていた。その後、赤い髪の少女が零に近寄ろうとした時に零の背後から数十名の声が聞えてくる。

 「ま、まぁ何とか」

 身体を擦りながら答える。

 「いた!」「あそこだー!」「早乙女さーん!」

 その数十名の人だかりが少女に(零に)向かってくる。その向かってくる速度も尋常じゃない。

 「ちょ、ちょっと待ってくれー!」

 零の叫びも虚しくその集団の波に飲まれてします。

 「ホントにごめーん。今度、会った時にお詫びするねー」

 遠くで少女の声が聞える。

 集団が過ぎ去った後には力なく倒れた零だけが残されていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ