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精霊   作者: ケン
真のファイナル ユウ
44/50

第43精霊

「話って何かしら? 友春君」

友春は屋上にいた加奈をわざわざ、病院の外にある木の下に呼んだ。

「……加奈さん。俺はユウを倒しに行きます」

その決断を聞いて加奈は一瞬、悲しそうな表情を浮かべるが無理やり笑みに変えて

友春に近づき、彼の手をとった。

「そ、そう…………」

手を取ったのは良いが何を話せばいいのか全く分からなくなり、加奈は硬直してしまった。

すると、友春は加奈の手を引いて彼女を優しく抱きしめた。

「と、友春君?」

「……さっき、彩加にも言ったんですが……俺、さっきまで彩加たちが幸せに

なるなら命を犠牲にしてもいい……そう思っていたんです……でも、よくよく

考えたら俺、まだ加奈さんをデートに誘ってないんですよね」

「へ?」

加奈も彩加と同じような表情を浮かべて困惑した。

「いや、だって加奈さんは俺をデートに誘ってくれたんですけど俺は

まだデートに誘ってなかったな~って思って……だから、俺はまだ死ねません」

そう言うと友春は抱きしめていた彼女を離し、彼女を見つめた。

ジッと見つめられた加奈は顔を真っ赤にしながらも、友春の眼から

視線を外すことはしなかった。

「必ず……必ず、ユウを倒します……そして、またあなたの前に俺は姿を現わします。

その時はまた……俺とデートしてくれますか?」

それを聞いた瞬間、加奈は今まで胸の中にしまっていた悲しさが一気に

洪水のように心という入れ物から溢れ出てきて、涙として体外に排出され始めた。

「バカっ……我慢してたのに……貴方を失いたくないっていう気持ちを我慢してたのに!

貴方のせいで我慢できなくなっちゃったじゃない!」

加奈は眼から大粒の涙を流し、体を震わせながら友春に抱きついた。

「……友春君」

「はい」

「…………好きです。私はあの時、あなたに救われた時から貴方の事が好きです」

加奈は今まで友春に抱いていた想いを告白し、彼の頬にキスをひとつ落とした。

「返事は……デートのときでいいですか?」

「はい……待ってます」

そう言って加奈は友春に身をゆだねた。


こんばんわ! 一時間ぶりっすね! 連続更新していくっすよ! 

一日連続更新記録更新なるか!?

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