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精霊   作者: ケン
フォース  ハルピュイア
33/50

第32精霊

「……加奈さん」

友春は背中に炎で生成した翼を生やして宙に浮いていた。

「お、お兄ちゃん」

「彩加、お前は下がってるんだ」

「わ、私も一緒に」

「良いから下がってなさい」

「……うん」

彩加は以前とはすっかり変わってしまった兄に戸惑いながらも2人から距離を開けた。

「ねえ、早く戦いましょうよ」

「……一つ聞かせてください。デートした時の加奈さんは…演技ですか?」

「………さあね!」

加奈は2本の刀で友春に斬りかかるが友春も両手に炎で2本槍をつくり

加奈の刀を受け止めた。

「加奈さん、なんでこんなこと」

「なんで?決まってるじゃない!この世界に飽きたからよ!」

加奈は刀を振り雷の斬撃を飛ばすが友春をその斬撃を身を

ひるがえして避けた。

「どいつもこいつもあたしを物みたいに見てくる!それが嫌なのよ!」

加奈は空からいくつもの落雷を友春に落としていく。

「うおっと!」

「学校の皆もそうだ!あたしを何か特別なものみたいに扱って

誰も私を私として見ない!日下部グループの総帥の娘としか見ていない!」

加奈の感情が上がっていくにつれて剣劇の速度も上がっていき

徐々に友春の体に傷をつけていった。

「父親だってそうだ!私をただの道具としか見ていない!

会社を大きくするための道具としか見てないのよ!」

友春は剣劇を避けながら加奈の吐き出す想いを聞いていた。

「貴方だってそうでしょ!私を私と見ていない!」

「そんなことない!俺は加奈さんを加奈さんとしてしか見てない!」

「嘘つくな!」

加奈は二つの刀を合わせて大きめの刀にすると空から落雷を刀に落として

長さを倍にし、友春に斬りかかっていった。

友春もそれに負けじと炎を集めて大きな刀を生成して彼女を迎え撃つ。




「どうせ…どうせ貴方も私を特別な何かって思ってるのよ!」

加奈が振り下ろした大きな剣を友春は避けずに素手でつかんだ。

それによって手から大量の血液が溢れ出した。

「な、なんで避けなかったのよ!」

「俺は!」

「っ!」

「俺は加奈さんを普通の女の子だって思ってますよ!」

加奈は友春の思わぬ発言に一瞬押されかけるが負けじと言い返した。

「う、嘘よ!」

「嘘なんかじゃありませんよ…だって、加奈さん普通に可愛い服とか

選んでたし遊園地に行った日だってマスコットに会った

途端にはしゃぎだしたじゃないですか!」

友春は加奈の刀で切れた血まみれの手で彼女の細い腕を掴んで顔を近くにまで寄せた。

「加奈さん……俺は貴方を道具なんて思ってません。貴方は学校の

生徒会長の日下部加奈。それ以外の何ものでもありませんよ」

「……し、信じていい?」

「はい!もしも裏切ったら殺しちゃって構いません」

友春がほほ笑むと加奈は顔を真っ赤にしてあまりの恥ずかしさから

慌てて友春から飛びのいた。

「か、加奈さん?」

「こ、来ないで!」

友春が彼女に近づこうとすると真っ赤な顔の状態で必死の形相で彼を止めた。

「そ、それ以上近くに来られたらど、どうにかなっちゃいそう」

「へ?」

彼女の言っている事に何一つ理解が出来ない友春の頭の上にいくつもの?が浮かんだ。

「とりあえず、帰りましょ」

友春は加奈に手を差し伸べ彼女の手を取ろうとした瞬間。

「ウゥ!」

バチバチバチィ!バジィ!

「な、なんだ!?」

いきなり加奈の全身からバチバチと電流が漏れ始めていた。

『これだから人間は!』

「に、逃げて」

「え?」

「早く逃げてぇぇぇぇぇぇぇ!」

「うわぁ!」

加奈が叫んだ瞬間に辺りに凄まじい量の電流が放出され彼女を包み込むと

その姿を人型から何か大きなものへと変形し始めた。

「な、なんだこれは」

『オオオォォォォォォォォォ!!』

友春の目の前に現れたのは飛行機の様なフォルムに変形したハルピュイアが現れた。

『人間を信じた私が馬鹿だった!貴様は私が殺す!ファーブニル!』

ドドドドドドドドドドドド!!!

「ちっ!」

翼の部分についたプロペラの様な部分から大きな雷の球体がいくつも連射され

海を大きく荒れさせ、空からは落雷を降らし始めた。





「な、なんなんだよあれは!」

「お兄ちゃん!ここは一旦退こう!」

「駄目だ!加奈さんが!」

彩加は必死に友春の腕を掴んでその場から離れようとするが友春は離れようとはしなかった。

「お兄ちゃん!」

「彩加は先に帰ってろ!」

「私も一緒に戦う!」

「お前がいたら足手まといだ!」

「………分かった」

彩加はショックを受けたのか今にも泣きそうな顔をしながら優に連絡して

空からの転位レーザーを照射してもらい艦へと戻った。

「さ~てと、これは骨が折れるな」

目の前には巨大な標的が構えていた。

『殺す!貴様は私の手で殺す!』

「ぬおぉぉぉぉ!」

巨大な飛行機の様なフォルムとなったハルピュイアは猛スピードで

ファーブニルに体当たりを仕掛けてくるが友春は背中から炎を最高出力で

体当たりしてくる方向とは逆向きに噴射させて耐えていた。

『喰らえ!』

ドドドドドドドドドド!

「うおぉ!」

至近距離から散弾銃の様に雷の弾丸をぶちまかれた

友春はロクに回避できないまま直撃してしまった。

「がはっ!」

友春は口から血反吐を吐きながらもどうにかして宙に浮いていた。

『フハハハハハ!人間などを信じたが故に貴様は弱くなったのだ!』

『それはちと違うぜ』

『なに?』

どこからともなくファーブニルの声が聞こえてきた。

『俺は人間を…友春を信じたおかげでいろんなことを

知れたし強くもなれたと思ってる』

『はっ!所詮人間は脆いものだ!信じるに値しない!』

ハルピュイアの翼の部分に徐々にエネルギーが溜められていき二つの

巨大すぎる球体が生み出され始めた。

『この一撃で貴様を殺す!』

(ファーブニル、こういうことできねえ?)

(いいや、出来るぜ。やるか?)

(もちろん!)

友春はファーブニルとテレパシーの様なもので会話を少しかわすと

炎を右手の拳と背中に集め始め構えを取った。




『何をしようが無駄だ!死ね!』

翼から巨大な二つの球体が友春に向けて放たれようとした瞬間!

バキィィィィィィン!

『ごっ!』

先程まで集めていた炎を一気に噴出さして凄まじい速さでハルピュイアに

突っ込んでいきそのまま囚われの身となっていた加奈を抱きかかえて貫通した。

『わ、…私は……』

そう呟くとともに大爆発を起こし友春の方に緑色のメモリが飛んできた。

「よっと……ひとまず完了」



こんばんわ~。盆休み終わっているのに

お墓参りに行ってきましたケンです。最近常々思う事が。

それは……二次創作を止めようかなって思ってるんですよね~

ハーメルンには何故かユーザー登録ができないしアットノベルスは

今日退会しましたし……本当にどうしよ。

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