表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄されたので下剋上することにしました  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

94/117

王太子視点 大軍を率いて竜娘を討伐することにしました

 バシーン

 むかつくリディアーヌを婚約破棄して喜んでいた俺は、その時、目にも見えない速さでリデイアーヌに張り倒されて気を失っていた。



 次に気付いた時は俺は瀕死の状態で病院にいた。

「エイベル! 良かったわ気付いて」

 母上が喜んでくれたが、俺はほとんど身を動かせない事に気付いたのだ。

 母上によると全治3ヶ月の重傷だったそうだ。


 まさかあのか弱いリデイアーヌにあんな力が秘められていたなんて知らなかった。

 がさつな田舎娘のリデイアーヌに、あのような目に遭わされたことは俺には屈辱だった。

 治療師が必死に治療してくれたから、命がなんとか助かったというほどの重傷だったのだ。

 俺は何としてもリディアーヌに思い知らせてやろうと思ったのだ。


 でも、中々体は治らなかった。必死に治療師が治してくれたのだが、俺の体は竜の呪いがかかっているとのことで、治療師の治療魔術が効きづらかったのだ。


 俺が寝ている間に、リディアーヌはアラベラの父の率いた我が国の10万の大軍を破ってくれて、次にリディアーヌの友人を捕まえたら今度は救出したついでに王宮を破壊尽くしてくれたのだ。俺は今度は逃げ遅れて、火傷を負わされた。もう踏んだり蹴ったりだった。


 その上、リディアーヌはその後、古竜王国の版図で独立、あっという間に勢力をギンガルメを含む広大な地域に広げてくれたのだ。

 俺はそのさまを指を咥えて見ているしか出来なかった。


 そうしているうちに俺の怪我もやっと治ってきたと思ったら、今度は大聖堂を焼き討ちしてくれた。敬虔な聖女教の教皇猊下を始め多くの司祭やシスターが亡くなったという。

そのような傍若無人な行いがいつまでも許されるわけはない。

というか、俺はこの手で我が国に仇なすリディアーヌを退治しようと心に決めたのだ。


 俺は父の了解を得て、半死半生の母を見舞った。

 母上も、リディアーヌに張り倒されて、病床についていたのだ。


「エイベル、大丈夫なの? あなたはまだ、治ったところではないの?」

 母上は俺の事を心配してくれた。

「元々リディアーヌは俺の婚約者だったのです。いつまでも、勝手な振る舞いをさせておけませんよ。必ず俺が成敗して参ります」

 俺は母上に自分の決意を語ったのだ。


「エイベル、あなた、私の仇を取ってきてくれるの?」

「この命に替えましても」

「ありがとう。エイベル。でも、命などかけなくて良いわ。必ず、生きて帰ってくるのよ」

母上は心配そうに言ってくれた。

「わかっていますよ」

 俺は母上に頷いた。


なあに、敵は寄せ集めの混成軍だ。

 統制も我が軍のように取れてはいないだろう。

烏合の衆だ。

それに引き換え、我が軍はシュタイン王国の精鋭。罪もない、敬虔な教皇猊下を始め、シスター達を焼き殺した悪魔のようなリディアーヌは、必ず、ここで退治せねばならなかった。こちらは動員すれば、30万の軍勢が集まるはずだった。

 対するリディアーヌの竜王軍は集まっても5万、絶対に勝てるはずだった。


なんと父は全騎士団、全ての領主に総動員をかけてくれたのだ。

元々シュタイン王国の人口は2千万人を誇る。そのうち軍の騎士や兵士、各領主が抱えている騎士や兵士を総動員すると50万人はいたはずだ。まあ、各地への抑え等もいるから全ては揃わないが、40万人は動員できるはずだった。


これで絶対に勝てる! 俺は勝利を確信したのだった。



軍は王都の北の平原に続々と集まってきた。

見渡す限りの一面に兵士が集まったのだった。櫓から見る様は壮観だった。

端から端が見えないのだ。

これだけの大軍を見るのは俺も初めてだった。

王都近辺の公爵家や侯爵家は元より伯爵家も領主自らが軍を率いて駆けつけてくれた。


「全部で20万の軍勢が集まったぞ」

側近のトミー・マクレガー侯爵令息が報告してくれた。

「思ったより少ないな」

俺は少し落胆して呟いていた。

「遠方の領主は遠いからどうしても集まるのが遅くなりますからな。でも、20万もいれば十分でしょう。竜王国の軍は5万ほどだと言いますからな。それも混成部隊です。我が軍の大軍を見れば多くは戦意を喪失しましょう」

今回の実務を担当するアンダーソン公爵が言ってくれた。

「そうだな。勝ちを確実にするために40万は集めたかったが、やはり難しいか?」

「それは難しいでしょう。40万は総ざらえですから。王都や国境、ドミバン族への抑えも必要ですから。当てる戦力としてはこれくらいが限界でしょう」

アンダーソン公爵が教えてくれた。

「古代竜への対策はどうなっている?」

俺は懸念事項を伝えた。竜王の唯一の戦力と言って良いだろう。

これを抑えられるかどうかが今回の作戦の要と言えた。

「我が領地の魔道具士達が開発した投擲兵器があります。これで十分かと思いますが、王都の第2魔術師団、および我が領地から50名の精鋭の魔術師をつれて参りました。これで十分でしょう」

自信を持ってアンダーソン公爵が言ってくれた。

「さようでございます。古代竜は過大評価されているといるのではありますまいか。前回、大聖堂を攻撃した時は古代竜もあまり活躍しなかったそうです。古代竜とて所詮爬虫類に過ぎません。我がシュタインの精鋭の前には手も足も出ないのではありませんか」

第2魔術師団長のゲイツが意見を言ってくれた。


「そうだな。これで攻め込むしかないか」

俺はこの戦力で決戦を挑むことにしたのだ。


「よし、明日全軍に出撃するように伝令を出してくれ」

「了解しました」

公爵の元から各部隊に指示が次々に伝えられたのだ。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。

ここから最後の山場です。

ご期待下さい。

続きは明朝です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

私の次の作品はこちら

『もふもふ子犬の恩返し・獣人王子は子犬になっても愛しの王女を助けたい』https://ncode.syosetu.com/n9267kb/


私の今一番熱い人気の作品はこちら

『【電子書籍化】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】

https://www.cmoa.jp/title/1101429725/

■【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



このお話の前の話

『男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです』https://ncode.syosetu.com/n7673jn/

― 新着の感想 ―
決戦は金曜日!イェーイ!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ