とあるクラスメート視点 友人が女王になったので教会で拷問されました
私は大聖堂の中の地下のジメジメした石牢に放り込まれた。
これからどうなるんだろう?
魔女裁判にかけられるってどういうことだろう。
昔は古竜王国近辺で竜神様を信じていると言う理由で魔女裁判が開かれたことがよくあったと聞いていたけれど、最近は聞いたことが無かった。
私は一応、聖女教を信じているのに!
そんな私は地下の広い空間に引きずり出された。
そして、両手を縛られて天井から鎖でつるされたのだ。
「な、何をするのよ!」
「魔女が何を偉そうに言うのだ」
バシーン
「キャッ」
私は黒ずくめの男に体をいきなり鞭で打たれたのだ。
打たれたところがじんじんした。
「貴様が竜娘と同じクラスだったポーラ・ヒューゲンか」
その後ろの偉そうな人が聞いてきた。
「猊下の問いに答えろ」
私はまた鞭で打たれた。
猊下ってことはこの男が教皇なの?
私は驚いて男を見た。
それと竜娘ってリディ様の事なんだろうか
「竜娘って誰?」
「はああああ! 竜娘は竜娘だろうが」
教皇は叫んでいた。
「リディアーヌのことだ」
私を鞭打った男が教えてくれた。
「リディ様とは同じクラスメートでした」
私は頷いた。
「ふんっ、貧相な女だな。もっと他の女はいなかったのか?」
何か教皇に言われた。なんなのこのお下劣な男は?
これが教皇では教会も世は末だ。
と私は思った。
「申し訳ありません。竜娘のクラスメート達も鼻がきくようで、残っていた女はこの娘だけでした」
「そうなのか。では仕方がないの」
教皇は不満そうに呟いた。
「私をどうするの?」
私は思いきって聞いてみた。
「貴様が竜娘と同じクラスだとは聞いている」
「それはそうですけど」
「竜娘は我が聖女教会によって異端と認定された」
「なんで、彼女は前国王様が選ばれた王太子の婚約者なのよ」
私には信じられなかった。
「それがどうしたのだ。かのものは竜なる爬虫類を信仰しておる。これは聖女様を信仰する我が聖女教会に対する冒涜だ」
「じゃあ、前国王様は異端者を婚約者にされたって事なの?」
「ふんっ、教会には聖女教会に宗旨替えさせたと届けておったがな」
「その言い方は前国王陛下に不敬よ」
「小娘、猊下は国王陛下と同列であり、不敬にはならん」
「えっ、そんな」
私はそんなこと知らなかった。教会はそこまで力があるんだろうか?
「教会は王家とは一線を画すのだ」
黒服の男は言ってくれた。
「それよりも貴様はその竜娘に進められて爬虫類を信仰するようになったであろう」
黒服の男は言ってくれた。
「そんなことは無いわ」
私は否定した。
「ふんっ、魔女は最初はそう言うものなのだ。でも、貴様がいつまで耐えられるかな」
男はニタリと笑ってくれたのだ。
「耐えるって私は信じていないものは信じていないもの」
私は平然と言い切ったのだ。
「はっはっはっは」
教皇がいきなり笑い出してくれた。
「愚かだな小娘、貴様が爬虫類を信じていようといまいとどうでも良いのだよ」
「えっ?」
私は教皇が何を言い出したか判らなかった。
「貴様は竜娘をおびき出す囮なのだ」
「なんですって」
私は教皇の言ったことが信じられなかった。いくらリディ様が人が良くても私はベティほどリディ様と親しくなかったのだ。そんな私のためにリディ様が助けに来てくれるなんて思いもしなかった。
「リディ様は私なんかのために来ないわよ」
「ほう、もう見捨てられる気でいるのか」
「だってリディ様は私に取って雲の上のお方だし、私のことだってほとんど覚えていらっしゃらないと思うわ」
「それはどうかな。あの竜娘はことのほか慈悲深いそうだ。竜娘と同じクラスメートと言うだけで魔女として連行されたと竜娘が聞いてみろ。自責の念からもここに来るのでは無いかな」
教皇はそう言ってくれた。それは心優しいリディ様の場合、私にはあり得そうだと思えた。
「でも、いらっしゃったら王宮みたいにこの大聖堂も破壊されて終わりじゃないの?」
竜に乗って空を駆けるリディ様を思い出して私は聞いた。
「はっはっはっは。のこのこやってきた時は竜娘の最後の時だ。その時は古竜王国を撃退した我が教会の最終兵器、竜殺しの秘宝があるのだ。かの竜娘はここでその秘宝の魔方陣にかかって死ぬのだよ。一緒に来た爬虫類と共にな」
そう言うと教皇は腹を突き出して醜く笑ったのだ。
そんな、リディ様がやられるなんて、絶対にだめだ。
「馬鹿ね。リディ様は私なんかのためにこんな所に来ないわよ」
私は精一杯強がりを言ったのだ。
「そうか、小娘。来なかったら来なかったで、その方がここで拷問され続けるだけだ。どれだけその方が生きられるか判らないがな」
男はそう言うとにやりと笑ってくれたのだ。
「ジョスリン、あまりあっさりと殺すなよ。じっくりといたぶりながら殺すのだ」
私はそんな言葉が教皇から発せられるとは思ってもいなかったのだ。
「あなた、それでも教皇なの。どう見てもあなたの方が悪魔じゃない。異端はあなたよ」
私は大声で叫んでいたのだ。
「なんじゃと小娘」
バシーン!
私はつかつかとやってきた教皇に頬を思いっきり引っ叩かれていたのだ。
「何度でも言ってやるわ。変態、悪魔、人間のくず」
「おのれ」
私はそれから気を失うほど教皇に殴る蹴るの暴行を加えられたのだった。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ポーラの運命やいかに?
続きは今夜です。
『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』
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ついに最終章開始しました。一見おとなしい少女に見えるクリスとそれに憑依した無敵の戦神シャラザールの物語です。
まだ読んでいらっしゃらない方は絶対に面白いので是非ともお読みください。
第一章では愚かな作者は書きながら泣いてしまいました……
読んでね(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾








