表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄されたので下剋上することにしました  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/117

言いつけを守らなかった護衛騎士の為に竜に乗って助けに向かいました

いつもこのお話読んで頂いてありがとうございます。

お忙しい中、誤字脱字報告、感想、いいねして頂いてありがとうございます。

ブックマーク、評価して頂いた方には感謝の言葉もございません。

 その時、私は男達に囲まれていた。

 普通は物語のヒロインなら、見目麗しい男達に口説かれている場面だと思うのに……

 見目麗しい男はレックスくらいで、後は老人二人と厳つい男が一人だ。

 まあ確かに口説かれてはいるんだけど……なんか違う!


「姫様。今回のような悲劇が起こらないためにも、是非とも、姫様が新生竜王国の王におなりください」

「さようでございます。我が飛竜部隊は全てを姫様に捧げます」

「まあ、姫様も無能ですが、他の無能の王に比べれば100倍はましです」

 何故かこのギンガルメにいるインスブルクの宰相と飛竜騎士団長、それに守り役のレナードが好きなことを言ってくれた?

 私の胸の中でドラちゃんがあくびをしてくれた。


「レナード卿、あなたはせっかく脳筋のエイブまでもが良いことを言って、姫様の気持ちを高めようとしている時に、何故貶めるようなことを言うのですか?」

「脳筋?!」

 エイブがショックを受けているけれど、私はもっと貶められているような気がする。


「何を言うか。100倍もましだと褒めているのだぞ」

「その前の無能ってなんなのですか!」

「貴様に比べれば姫様は統治能力は無いわ」

「それは私に比べれば無いとは思いますが、姫様は我々が上げてきた案を取捨選択してご判断賜れば良いのです」

「盲判を押せと」

「そうは申しておりません」

「マトライ。その方、姫様は繰り返して言わねば判らないのだから、そこは聞き流せ」

 なんか二人して私をとことん馬鹿にしているとしか思えなくなってきた。


「リディアーヌ。私はあなただけを見てきました。是非ともこの新生竜王国の国王におなりください」

 そこに何故かレックスが跪いて言いだしたんだけど……このタイミングでその言葉っておかしくない?


「レックスさん、あなた、姫様に結婚を申し込んでいるのではないのですから、真面目にしてください」

 案の定、マトライに注意されていた。


「何を言うのです。マトライ卿。私はリディとは結婚したいと思っているのです」

「それは二人きりの時にされれば宜しかろう」

「尤も姫様には全く相手にされておりませんな」

 私はレックスの最後の言葉がドアをどんどん叩く音でよく聞こえなかった。

 どのみち、レックスもレナードと一緒で私が考えなしだとかなんとか言っているのに違いないのだ。

 そう思いつつ、

「誰かが呼んでいるんじゃないの?」

 どんどん叩かれる扉を見て私は四人に言った。


「なんたることだ。大事な話をするから誰も邪魔するなと申したのに」

 レナードが文句を言いつつ手を軽く振って扉を開けると、

「えっ」

 ドアを思いっきり叩いていたアーチが叩く物がなくなって飛び込んで来た。そのまま地面に激突していた。


「痛っ!」

「何事じゃ! 余程のことが起こった時以外は、大切な話をしているのだから邪魔するなと申したはずだが」

「別にどうでもいい話よ。アーチどうしたの?」

「大変だ、リディ! ハワードの従妹がモスリムの教会に攫われて、魔女裁判とか言う物にかけられるらしい」

「何ですって!」

 私は驚いた。魔女裁判なんて前世でもあった、教会に都合の悪い意見を言ったガリレオがかけられそうになった裁判で、現代科学の進歩を遅らせた代物だ。教会は今度は言うことを聞かない私の知り合いを捕まえて拷問を始めたらしい。


「慌てたハワードがチャーリーと一緒に飛び出した」

「何ですって! 私はあなたが飛び出した時にも注意したわよね。勝手に動くなって! 何故、行かせたのよ?」

「それは注意したけれど、ハワードは聞かなくて、すぐに知らせようとしたら扉が全然開かなくて、20分くらい経ってしまったぞ」

「レナード!」

 私はこの扉に魔術をかけたレナードを睨み付けた。

「姫様、私のことよりも急がないと。奴らは単独で乗り込んだみたいですぞ」

「判っているわよ」

 私は平然と言うレナードを睨み付けると駆け出した。


「姫様! こちらのお話は……」

 マトライが後ろから、何か言っているがそれどころでは無い。私が無視して止まらないでいると、

「ではこちらで適当にしておきますな」

 何かマトライが言っていたが、私はよく聞いていなかったのだ。

 私はそれを後で死ぬほど後悔するのだが、この時はそれどころでは無かった。


 私はドラちゃんを抱えて扉を抜けると、会議室の前の廊下から開いていた窓を越えてテラスに飛び出た。


「ドラちゃん!」

 ドラちゃんは次の瞬間、大きくなってくれた。

 私はその後ろに飛び乗った。


 そうしたら、その私の後ろにレックスが飛び乗ってきたんだけど……

「ちょっとレックス、どういう事よ。あなた他の飛竜に乗せてもらいなさいよ」

「良いじゃ無いか。ハワードの命がかかっているんだ。俺も行く」

「じゃあ離れてよ」

 私のお腹に手を回しているレックスに私がむっとして言うと、

「無理だろ。落ちて死ぬ」

 まあ、レックスの言うのも当然なんだけど……

「ほう、姫様は時間が無いのに、痴話げんかですか?」

「誰が痴話喧嘩なのよ!」

 横に飛んできたレナードに文句を言いつつ、むかついた私はドラちゃんに合図したのだ。


 ダン!


「ギャッ」

 ドラちゃんが急加速してくれて、落ちそうになったレックスが慌てて私にしがみついてくれた。

 なんか後ろが生暖かくて、あれなんだけど、最近慣れていたのか違和感は無い。と言うか背中が守られている安心感があった。尤もその本人は半分くらい失神しかけていたけれど……


 私はドラちゃんを一気に加速して、一路モスリムに向かったのだった。


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

えっ、ここで終わりって………………


飛び出したリディは果たして間に合うか?

続きは今夜です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

私の次の作品はこちら

『もふもふ子犬の恩返し・獣人王子は子犬になっても愛しの王女を助けたい』https://ncode.syosetu.com/n9267kb/


私の今一番熱い人気の作品はこちら

『【電子書籍化】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】

https://www.cmoa.jp/title/1101429725/

■【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



このお話の前の話

『男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです』https://ncode.syosetu.com/n7673jn/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ