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すきです
何かにチャレンジすることが億劫だと思った。
めんどくさいなぁとか、ダルいとか…負の感情ばかり募っていっていた。
だけど彼に出会った時、いつも色のなかった景色がキラキラ輝いて見えるようになった。
彼というファインダー越しに世界を見る。
そしたら世界は一変した。
友達とかただの他人だ。
分かり合えるはずがないと遠ざけていたけど。
分かり合えないからこそ、少しでも相手の心の声を聞こうとするその姿が、新鮮だった。
血の繋がりなんかなくても、違う形で人と繋がれるんだって思った。
彼に出会ってから、みんなで協力して何かを成し遂げることの達成感を知った。
諦めないで粘れば、どうにもならないと思ってたこともどうにかなる可能性があるということを知った。
この切なくて、甘くて、苦い…恋というものを知った。
あなたはこの世界を色付けてくれた。
そんなあなたのことが私は……