表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/45

第九話

食事も終わり、母さんからの評価は上々、満足してもらえたようだ。そして、母さんから今日のことを聞かれる。


「今日はどうだった?今日オープンだったんでしょ?」


「まあ、初日にしてはかなり忙しかったよ。2人ではかなりきつかった。あと、結さんのお父さんに挨拶に行ったよ。母さん俺のこと色々と相談してたみたいだったから、かなり話が弾んじゃって開店時に店に行けなかったのよ。」


「そうなの?結ちゃんに迷惑かけなかった?」


「開店したばっかりだったから、あまりお客さん来てなかったみたい。」


「そう。それなら良かった。」


「なんか俺に頼みたいことがあるらしいんだけど、なんか聞いてない?」


「別に聞いてないけど。まあ、あんた色々と使い勝手は良さそうだからね。器用に何でもこなすし。」


「人を便利な機械みたいに・・・」


「まあまあ、あそこの家の人たちはあなたを悪いようにはしないでしょ。楽しみにして待ってれば?」


「そうなのかな?お姉さんはかなり感じ悪かったけど。」


「そうなの?結ちゃんにしかあったことないから、わたしはあったことないかな。お父さん曰く、めちゃくちゃ真面目な子って聞いたけど。気のせいじゃない?」


「なんか挨拶に来たんだけど、俺のこと見てない感じで不気味だったんだけど。」


「あんたの勘は結構当たるから嫌なんだよねぇ。」


こんなことを話していると、自分のスマホがなる。



『明日も通常通りにお願い。ゆっくりお休み。』


『わかりました。結さんもゆっくり休んでください。』



業務連絡だけだった。すると母が、


「あんたわかっているだろうけど、あんまり親しくなりすぎると、大変なことになるからね。女の嫉妬は怖いのよ。」


注意しているのだろうが、顔がニヤついている。


「わかってるって。節度は守るよ。俺の中で一番大事なのは何なのかわかっているから。」


「なら安心した。そろそろ、帰ってくるから掃除しておかなきゃね。」


「掃除なら少しは手伝ってよ。結構大変なんだから。」


「うーん、考えておく。」


これは絶対に手伝わないパターンのやつだ。即答してくれなければ確実に手伝ってはくれない。


「はぁ、わかったよ。掃除しとく。明日も早いからもう寝るわ。」


「はいはーい。お休みー。」


ゆっくりと風呂に入りながら自分も今日1日を振り返る。濃かった。いろんな人と関わることができたし、こもってた時よりも1日が長い。疲れた。お風呂の中で寝そうになった。もう上がって寝よう。風呂から上がり、11時には寝床に着いた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ