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私の被写体  作者: みお
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出会い

私は 富岡(トミオカ) (ツキ)

齢13歳だけど心は立派な写真家だ。

中学もわざわざ写真部のあるこの私立羽衣中学校に受験したのだ。

私がわざわざこの学校を選んだ理由は写真部だけではない。

この学校が女子校だということだ。

風景の写真や植物とか動物とかの写真は今までにたくさん撮ってきた。

なぜ女子校がいいのかというと、私だけの「被写体」を見つけるためだからだ。

男子ではとてもではないが私好みの「被写体」は見つけられない。

清らかな女子がいいのだ。

小学校の頃も写真クラブに入っていたが、先輩はもう自分の被写体を見つけていた。

私もいつかは自分だけの被写体を見つけ出すぞ!と意気込んでさえいたが、なかなかいい人は見つからないものだ。

この学校で被写体を見つけたいものだ。

とかそんなことを考えながら

入学式の看板がある校門を通り体育館まで向かった。

その時だった。

体に電撃が走った。

そのままくたりと座り込んでしまいそうなかんじだった。

ロングスカートから細く伸びた美しい白い足。

少し荒っぽく。だけどきれいにまとまったツインテール。

黒縁メガネからのぞくきれいなきりっとした美しい目。

そして何よりころころ変わる表情。

写真に撮りたい。

写したい。

これこそが私が追い求めてきた『被写体』だ…。

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