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ブレイブエンブレム ~僕、勇者なんて出来ません!~  作者: 真田 貴弘
第一章 偶然か必然か
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第十九話 ネージュとイシュファラ

 イオルとイオリの二人は今、領主軍第三中隊副隊長にして士爵家当主ネージュ=ブラ

ンシュに案内され領主街ガウルンにやって来ていた。

 目的は二つ。

 一つは領主ゼノベ=ガウルン伯爵に謁見する事。

 もう一つは魔神タイランの財宝の中に在った用途不明の薬品類の鑑定である。

 

 街の中央よりやや南に位置する場所に領主の館が建っていた。

 

 ネージュが門番にイオルとその孫のイオリが来た旨を領主に伝えるよう指示する。

 暫くして執事服を纏った五十歳過ぎの男がイオル達の下へ姿を表わす。


「お初に御目に掛かります。わたくし、領主ゼノベ=ガウルン伯爵の執事をしております

パウエル=ミラーと申します。以後お見知り置き下さいませ。では早速、主の下へ御案

内致します。」


 言ってパウエルは館の主、ガウルン伯爵の居る執務室に案内する。

 パウエルは執務室に着くと扉を三回ノックし、イオルとイオリの来訪を告げる。


「通せ」


 と、伯爵は短く答えパウエルが扉を開きイオルとイオリ、その案内役のネージュを部屋

の中に招き入れる。


「お初にお目に掛かります、勇者イオル様。私がこのガウルン領を預かるゼノベ=ガウル

ンと申します」


「私如きに丁寧な挨拶、痛み入ります。 グローリア王国の元勇者イオル=久那技と申し

ます。此方に居るのは孫のイオリです」


 イオルはお頭を下げ礼をし、紹介されたイオリも続いて挨拶する。


「初めまして。 イオリ=久那技です」


「おお! 君があの人喰い共を一撃で葬ったのか! 話は第三中隊隊長のロウルより話

は聞いている。」


 ガウルン伯爵は右手を差し出し握手を求め、イオリは其れに答える。


「所で誠に申し訳無いのですがブレイブエンブレムと一応ステータスレベル測定器で御二

人のステータスレベルと称号を念の為に確認させて頂きたいのですが宜しいでしょうか?

当方としましても王に御報告申し上げる為にも必要な事なのです」


 ガウルン伯爵は表面上、申し訳無さそうにしているが恐らくイオルの事は半ば疑ってい

るのだろう。

 微苦笑しながらイオルは其れに答える。


「ええ、構いませんよ。 五十年前の勇者が今更こうして現れたのです。 疑われ無い訳

がありませんから」


「誠に申し訳ない」


 今一度、ガウルン伯爵はイオルに詫びを入れる。

 イオルは上着を脱ぎ、背中一面に刻まれたブレイブエンブレムを惜しげも無くその場に

居るものに見せつける。


「おお! 此れは見事な……」


(すごい! 此れが勇者イオルのブレイブエンブレム)


 ガウルン伯爵とネージュはイオルのブレイブエンブレムに魅せられる。


 そうこうしている内にパウエルがステータスレベル測定器を台車の上に乗せて執務室に

運び込む。

 そしてイオルがステータスレベルを測定する。



 

 名前 久那技 イオル

 年齢 八十六歳


 生命力 S(Max S)

 魔力   S(Max S)


 能力総合評価 S(Max S) 


 スキル

  大剣使い S(Max S) 格闘術 S(Max S) 魔闘術 S(Max S)

  能力値上昇 S(Max S) 珠紋作製 A(Max A) 珠紋術 S(Max S)

  魔笛 S(Max S)

  

 称号

  史上最強の勇者 魔の音を奏でし者 異世界を渡りし勇者




 さすが最強と言われた勇者。

 常人の域を脱していた。

 此れに対し伯爵とパウエル、ネージュは感嘆の溜息を漏らす。


「所でこの称号の《異世界を渡りし勇者》とはどういう意味ですか?」


「そのままの意味ですよ。 魔神タイランを倒した直後、異世界に跳ばされたのです。 そ

の後、親友のアルノート達が帰還の為の魔道具を作られる迄、私はその異世界で過ごし

ていました.。 次いでに言うとネージュさんは私に会いに来る時、異世界を渡っています

よ」


「えっ! もしかしてあのアルノートさんの魔道具でピカっと光ったのがそうだったんです

か!?」


「何と! そのような事があったのか!?」


「トリスヴァン前々王が魔神タイランを私に討伐を命じたのはその異世界転移の力を手に

入れる為だったのですがご存じ無いのですか?」


 伯爵は首を左右に振り否定する。


「いいえ、全く知りませんでした。道理で魔神クラスの魔族が相手なのにイオル様が御一

人で事に当たるような危険な任務をトリスヴァン前々王がお命じになったのですね……。 

恐らく、その技術を独占する為に……」


「その前々王は今、異世界転移について研究をしているのでしょうか?」


「其れはないでしょう。 そのような高額の費用が必要な研究、引退なされたトリスヴァン

様には工面できるものではありません」


「そうですか……」


 イオルには何かが引っ掛かっていた。

 前々王が其処までして手に入れた異世界転移についての資料をただ腐らせるだけとは

思えなかった。

 しかし、今は此れ以上イオルに調べる手立てが無い。

 この事は頭の片隅に留め置く事だけにした。


「では、次はイオリ君にステータスレベル測定器で測っては貰えまいか?」


「はい」


 イオリは伯爵に対して返事をすると測定器に手を乗せて測る。




 名前 久那技 伊織

 年齢 十歳


 生命力 C(Max L)

 魔力   A(Max L)


 能力総合評価 C(Max L) 


 スキル

  剣術 A(Max L) 道具作製 A(Max A) 魔道具作製 A(Max L)

  魔道具使い C(Max L) 珠紋作製 L(Max L) 珠紋術 L(Max L)


 称号

  異世界転移者 勇者の孫 勇者の証を捨てし者 限界を超えし者 アルノートの弟子

  一流道具職人 一流魔道具職人 人喰い殺し




「「「なっ!?」」」


 その場に居たガウルン伯爵にパウエル、ネージュはイオリの能力値のあまりの高さに

唖然とした。


「此れは……、勇者を…超えている……」


 何とも言えない瞳でイオリを見る三人。


 その後、イオリは領主軍の猛者達と人喰いを倒したイオリ(領主軍の中では公然の秘

密だったのでイオリの事は知られている)に手合わせを申し込んだ全員を地に伏せ勝った

り、次々と挑戦者が名乗りでて収拾がつかなくなったりと色々大変な事になった。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 イオリは今、ネージュの屋敷で世話になっていた。

 当初は領主の館にイオルと共に宿泊予定だったのだがイオリたっての頼みでイオリだ

けネージュの屋敷に滞在する事になった。

 そんなイオリとネージュをを生暖かい目で見送るイオルの姿がネージュの頭から離れな

かった。


(あれは完全に誤解している目だったわ……)


 ネージュは目を細め遠い所を見て呟いた。

 ちなみに当のイオリはと言うと……。


「……」


「……♪」


 ネージュが引き取った狼獣人のイシュファラに半ば強引にソファーに座らせられ、服を掴

まれてイシュファラの頭が無理遣りイオリの肩に撓垂(しなだ)れ掛かっていた。


 そのイオリは視線でネージュに助けを求める。


(お願い! 助けてネージュさん!)


(無理! その娘、一度決めたら人の言うこと聞かないから……)


(そんなー!)


 アイコンタクトで会話するイオリとネージュ。

 二人の交差する視線に気づき少し不満になるイシュファラ。


「……ネー姉さん。 ……もしかしてイー君狙ってる?」


「なっ! 何言っているのあなた! そんな訳ないでしょう! 第一、イオリ君はまだ子供

よ!」


 ガーン!


 ネージュの言葉に地味に凹むイオリ。

 大好きなお姉さんからの異性として見られない、子供扱いは流石のイオリも堪えた。


「其れよりあなた! シモン教の司祭見習いになるんでしょ! 必要な癒しの杖を購入し

に早く魔道具店に行って来なさい!」


 癒しの杖とは怪我や病気に使われる治療に特に効果がある光属性を付与した珠紋の

杖型魔道具である。


「へ~、イシュファラって司祭見習いになるんだ」


 この世界での由緒ある大規模な宗教は国に次ぐ権力を持つ。

 特に他大陸にも影響を及ぼしているシモン教は絶大な力を持っている。

 中にはシモン教を国教とする国もある位だ。


 そのシモン教の司祭見習いは言わば出世コースの入り口に当たる。

 この世界、女が生きて行くには何かと難しい。

 其れは女の身でありながら騎士をしているネージュには骨身に沁みて理解している。

 だからこそネージュは少しでも世の中で生きやすいようにとイシュファラをシモン教の司

祭にしたいのだ。


「……後で行く。 今はイー君が来てるから」


 などとネージュの気持ちを知ってか知らずか素っ気なく答えるイシュファラ。

 段々と言い合いに発展していく二人。

 イオリは二人の諍いを止める為、半ば無理やり会話に割って入る。


「あ、あの! 僕が癒やしの杖作りましょうか?」


「イー君が?」


「そう言えばイオリ君、魔道具職人だったわね。 ……良いの?」


「はい。 道具屋や素材は持ってきてますし、どうせ手間の掛かる物でも無いですから」


 ネージュは少し考えてから、イオリに頼む事にした。

 イオリは懐から《何処でも工房》を取り出して工房内に入り、素材と道具を持って取りに

来る。

 《何処でも工房》に登録されてないネージュとイシュファラは《何処でも工房》の出入口

を視認出来ない為、目の前から突然消えたり現れたりしたイオリに驚く。


「イ、イオリ君、急に消えたりしてビックリするじゃない!」


「……イー君、其れ珠紋術?」


「すみません。 魔道具に保管していた素材や道具類を取りに行ってたんです」


 手に持った荷物を見せるイオリ。


「其れじゃあ作りますね」


 イオリは直ぐに作業に入る。

 その作業を傍らで見守るネージュとイシュファラの二人。

 四半刻で杖の部分を作り、珠紋の作製に入る。

 

「あっ! そうそう、珠紋は此れを使って。 休日に魔獣を狩りに行った時に手に入れた物

を珠紋師に加工してもらったの」


 ネージュは騎士服のポケットから珠紋を取り出す。

 イオリは其れを受け取り珠紋を見てみる。

 魔獣から取れた魔石を核に使い、作られた珠紋のようだ。

 しかし如何(いかん)せん魔石の純度は低く、質も良く無い。


「う~ん。 微妙ですね……」


「あ、やっぱり? 実は珠紋師にも魔石の純度が低いから癒やしの杖にはギリギリの品

質だって言われたのよ。でも、私の今のレベルじゃあ低ランクの魔獣位しか狩れ無いし、

かと言って買うには私のお給金の一年分は掛かるから其れは流石に色々と問題が出る

し……。でも、イシュファラの能力を腐らせておくには勿体無いから無理を言って加工して

貰ったのよ」


「……ネー姉さん、だから無理し無いでいいって言ってるのに……」


 イシュファラはイシュファラで人の良いネージュに引き取って貰っただけでも感謝してい

るのに此れ以上自分の為に負担を掛けさせたく無い。

 だから見習い司祭の件も断ろうと思っていたのだが何処からか話を聞きつけたネージュ

が見習い司祭になるようイシュファラを説得したのである。


「其れじゃあ、僕が珠紋の核石を作りましょうか?」


「「え? 核石を作る?」」


 二人揃って首を傾げるネージュとイシュファラ。


「こういう事です」


 イオリは二人の目の前で実践してみせた。

 両掌を少し間を空けて魔力を集中する。

 すると、その中心に七色に輝きながら何かが浮かんでいる。

 その中心に在る物体がある程度大きくなると輝きが止む。

 出来上がった物体――核石を二人に見せる。


「此れなら十分癒しの杖に使える殊紋を作れます」


「「……」」


 二人共に口を開けて唖然としていた。

 何せ珠紋の元である核石を作れるなんて話、今まで聞いた事など無い。

 いや普通は出来無いのが当たり前なのだ。

 今、イオリが目の前で起こした所業を前に驚くなと言う方が無理である。


(この子のこの能力があれば没落した家を立て直せる! もし、この子と結婚したら男爵

家、ううん子爵家も夢じゃないわ!!)


 ネージュのイオリを見る目が途端に変わる。

 その両の瞳には怪しく艶やかな色が宿っていた。


「イオリ君、年上はの女の子は嫌い?」


 ネージュの妙な色気を含んだ言葉にたじろぐイオリ。

 その間にすかさず割って入るイシュファラ。


「……ネー姉さん、やっぱりイー君を狙ってる!」


「そんな事は無いわよ。 ただ、イオリ君の好みの女の子を聞いただけじゃない。」


 二人の視線は見えない閃光となり火花を散らす。

 二人の醸し出す雰囲気に戸惑いながらも、その間にイオリは素早く癒しの杖を作り上

げた。


 そして《何処でも工房》に飛び込み、二人の様子を固唾を飲んで見守るしか無い、

ちょっと情けないイオリであった。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 一方、その頃のイオルは領主ガウルン伯爵と共に伯爵が呼び出した専属の薬師に魔

神タイランの城で見つけた薬品類を鑑定してもらっていた。

 鑑定の結果、大半がかなり物騒な物である事が判明した。


 例えば飲んだ者を体の末端から徐々に腐らせ骨になりながらも生きるリビングデッドに

する薬だったり、 質の悪いものでは強力な催淫薬で女性に飲ませれば、だたちまち乱

れて男性を求め、この薬を飲んで最初に交合した男性の虜になるといった物まで在った。


「此れ等の薬品類の処分、お願いします」


「そうですね。 こんな質の悪い薬、一つでも市場に出回ると国が混乱してしまいます」


 イオルは薬品を不用意に飲んで試さなくて良かったと安堵する。

 と、ガウルン伯爵がチラチラとイオルを見ている。

 何だろう?とイオルはガウルン伯爵に尋ねる。


「どうかしましたか? ガウルン伯爵」


「此方の薬は是非、譲って頂きたいのですが……。 此等の薬はとても貴重でもし研究し

て量産出来れば世の人々の為になりうる物です。勿論、そちらの言い値で買い取らせて

頂きます!」


 そう言って問題の無い、貴重な薬を指さして言う。

 此方の薬品類は体の欠損部分を瞬時に再生したり、先天的な病を完治したりと、とて

も有用な治療薬ばかりである。


 中でも伯爵がいたく御執心なのは毛生え薬である。

 ガウルン伯爵の頭頂部の髪型はいわゆるバーコードなのであった!

 伯爵も努力していたのだが、その努力に比例して毛が抜けていく。

 なので殆ど諦めていた所にイオルの持ち込んだ薬だ。

 飛びつくなと言う方が無理である。

 イオルは伯爵の薄くなった頭頂部を見て哀れに思い少しオマケしてあげようと思ったの

は秘密である。

 

「わかりました。 薬一つにつき金貨一枚(地球で百万円)と此等の薬品類が量産可能に

なった場合、格安で薬をベルン村に下ろして貰いたいのですが……。 宜しいでしょう

か?」


「無論、問題ありません! それでは早速、契約書の作製を……」


 イオルは細々とした内容をガウルン伯爵と話し合い、契約内容を確認しながら最終的に

契約書にサインをした。


「所でベルン村の村長の話を持ちかけられた時、アル――アルノートでは問題があると

言っていましたが何か在ったんですか?」


「そう言えばイオル様は異世界に居られて御存知無かったのですな……。 私も当時幼

かったので詳しい事情はわかりませぬが、実はアルーノト殿が制作した魔道具が原因に

より死者が出たのです。 その為、アルノート殿は職人ギルドを追放され、その後十年牢

に投獄されたのです」


「そんな事が在ったなんて……」


 イオルの顔は苦虫を噛み潰したような顔付きになる。


「勿論、アルノート殿は身の潔白を叫びました。 ……しかし、魔道具《真実の天秤》を使

用しての裁定でアルノート殿が嘘を付き、有罪であると判定がなされたのです」


魔道具《真実の天秤》とは一種の嘘発見器で、魔力の流れを検知し、その魔力の流れ方

により嘘を見破るというものだ。


現代地球においての嘘発見器は心拍数や脳波を測定するものが一般的ではあるが、そ

の信憑性は低い。


此れと同じように《真実の天秤》を使用した尋問でもし魔力をコントロール出来れば嘘を突

き通す事も出来るので一部の専門的な人達からはその性能を疑問視する声が出ている。


「……その中にゴボルドと言うドワーフは居ませんせしたか?」


「確か、被害者の中でも特にアルノート殿を糾弾していた者の筆頭がゴボルドでした。 

ゴボルドはその後、職人ギルドの筆頭ギルドマスターになり、今もその座に君臨してい

ますよ」


「ありがとうございます。 それだけ聞ければ十分です」


(ゴボルドが関係しているなら十中八九、アルは無罪でしょうね。 ゴボルドは昔jからアル

の才能に嫉妬していましたから。 恐らくゴボルドは何らかの方法で魔道具《真実の天秤

》を細工したのでしょう。 さて、遣らねばならない事がまた一つ増えましたねぇ)


 イオルの瞳にはゴボルドに対しての憎悪の炎が燃えたぎっていた。




――翌日――


 イオリがベルン村に帰る時、ネージュとイシュファラの二人は見送りに来て申し訳無さそ

うにイオリに癒しの杖をタダで作って貰った礼を言う。


 ちなみにイオリが作った癒しの杖の品質はS級と最高ランクだ。


「僕、大したことしてないよ。 其れよりイシュファラ、修行頑張ってね!」


「……うん、頑張る。 でも、イー君、時々遊びに来てね?」


「必ずまた遊びに来るよ。 いいでしょネージュさん」


「勿論よ。 今度は御馳走を用意しておくわね」


 イオルがイオリに出発を促す。


「其れじゃあまたね!」


 イオルはネージュとイシュファラの姿が見えなくなるまで手を振り続けた。


 この小説を呼んで頂きありがとうございます。

 次の更新は土曜日以降に更新します。

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