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The Last Run(前)

エイプリルフール29日目――


……はい。予定の倍の2万文字になったとか、ギックリ腰になって行動不能に陥り、今もまだ腰痛が続いているとか。

言い訳はいろいろあるんですが、大変遅れて申し訳ありません。


エイプリルフールネタなサイバーパンクの完結編を前後編でお送りします。


・前回までのあらすじ

2070年の未来。地球に神秘を呼び起こし、カンブリア紀からのモンスターを世に放ったヴェルガ。

それに対抗すべく準備をしていた真名によって追い詰められるが、それで諦めるヴェルガではない。

残していた切り札を用いて、分霊体であるユウトと孫の麻衣那をすべてが始まった2050年のシカゴへと送り込んだのだった。

「やれやれ、どうしたものかな……」


 2070年には廃墟となり、文字通り地図から抹消されたシカゴ。

 過去の残照とは思えない摩天楼のたもとで、ユウトは意外としなやかな指であごをさする。


 ヴェルガが、なぜ過去――すべての起点となる場所へと送り込んだのか。


 その意図を完璧に理解しているからこそ、ユウトは安易に飛びつきたくはなかった。


「せっかくだから、観光でもするか」

「しませんけど?」


 しかし、麻衣那の反応は素っ気ない。


 冗談にしても、つまらなさすぎる。

 本気だったとしたら、救えない。


 麻衣那のユウトを見る目は、シカゴに吹く風よりも冷たかった。


「ヴェルガめ、孫からの好感度がただ下がりじゃねーか」

「まるで、久々の面会日で娘との距離感が掴めない中年男性ですよ、教授(プロフェッサー)

「ベースの俺はともかく、俺はそんな体験をしたことないんだが」

「そんな教授でも、女帝ならウェルカムでしょうが」

「守備範囲が広すぎる……」


 ヒートマップを作ったら、一面真っ赤になりそうだ。可視化した意味がない。


「とりあえず、落ち着いた場所で話をしませんか?」


 麻衣那の携帯端末から、音声でマキナが事態の収拾を図る。

 さすがにハーフツインのメイドアバターを投射はしないが、機能を放棄したわけでもない。


 立体投影された矢印の先にあるのは、日本でも展開されているコーヒーショップだった。


「個室も設置されている店舗です。もちろん、空いていますよ」

「ちょうどいいな。下調べ助かる」

「感謝の極みです」


 そのまま予約を済ませ、注文と支払いまで完了。

 異世界生まれの超AIたるマキナにとって、このぐらい2秒で済む。


「この時代に、私の口座があるはずないんですけど。どうやって決済したんです?」

「ご安心を。教授(プロフェッサー)の口座に紐付けておきました」

「ああ。俺の貯金は、マキナが増やしてくれてたんだったか」

「はい。お金は、寂しがり屋ですからね」


 麻衣那は、少し。いや、大いに釈然としなかった。

 しかし、気にせず店へと入っていくユウトに置いていかれるわけにもいかない。


 最終的には二人並んで、中へと入っていった。


 大きめの窓ガラスは自動制御で、夕陽が目に痛くないよう。それでいて美しく雰囲気に浸れるよう調整されている。


 ただ、ロボット店員がいる高級店ではなかったようで(2050年代では、まだ人間のほうが安い)、人間の店員相手に予約コードを伝えて腰へと案内される。


 優に5人以上はくつろげるだろう、空間。

 天然木のテーブルは飾り気がないが、ソファのほうはしっかりと体重を支えてくれる。


 くつろぐことしばし。二人分のコーヒーが運ばれてきた。

 電子マネー全盛になりチップ文化は廃れていくかと思いきや、会計時に上乗せする形で保たれている。

 つまり、予約時に。しかも多めにチップを支払っていることで、店員の愛想もいい。


 仕事を済ませると、さっと個室から出て行く。その後ろ姿を見送り、ほっと一息……ついたのは人間ではなかった。


「ふう。まったく目立たずに生きるというのは、なかなか大変ですね」


 ハーフツインのメイド型アバターを立体投射したマキナが、これだから人間社会はと肩をすくめた。

 分霊体、人間、超AIで最も感情豊かなのは、間違いなく肉体を持たない生物だった。


「AIでしょう。ちょっとアバターを出せなかったぐらいで、ストレスを感じてどうするんですか」

「それって、AIが世界を支配しろってことでいいですよね?」

「歴史上の大事件を、私の責任にしようとしないでください」

「まあ、ご主人様がやめろと言うならやめておきますか」


 かくて、人間が世界史の主人公を続けられることになった。


「とりあえず、落ち着いているみたいで安心した」

「それは……。心が麻痺しているだけですね、かなり」


 ユウトと麻衣那が、同じタイミングでコーヒーに口を付けた。

 その光景を前に、ハーフツインのメイドが腕組みして満足そうにうなずく。


「そうだな。真名まで昇神してるとは、俺も思わなかったし」

「おばあちゃんが、あんなに若かっただなんて……」

「まあまあ、ご主人様。そういうこともあります」

「実例を前にすると、なんにもいえなくなりますね」


 苦かったのか。麻衣那がコーヒーにミルクを足す。


「そういえば、コーヒーだけで良かったですか? むしろ、コーヒーで良かったですかと聞くべきでしょうか。こういうときは、スシBARの個室で悪だくみをするのが定番ですから」

「寿司は、さっき食ったばっかりだからな」

「はい。つい、20年後ですね」

「それよりも、マキナ」


 納得のいく味になったのか、麻衣那が満足そうにコーヒーカップを木製のテーブルに置いた。


「きちんと処置はしているんでしょうね?」

「もちろんですよ。セキュリティへの細工は完了しました。この個室は、完全に安全です」


 気軽にハッキングをして、周辺のネットワークは支配済み。ついでに、問題がありそうな部分にはパッチを当てておいた。

 警察でもコーヒーショップの関係者であろうと、室内の様子をうかがい知ることはできない。


「誰も気付かないので、被害者もいません。完全犯罪ならぬ、完全無罪です」

「まあ、超AIに対抗しようっていうほうが間違いだろうしな」


 ユウトは、あっさりとそれだけで済ませてしまった。


「教授、魔法的な防備はよろしいので?」

「魔法的に安全な場所があったら、逆に目立つからな」

「そうでしょうけど、あの赤毛の女帝であれば私たちがこの時代に来ていることに気づいているのではないですか?」

「間違いなく、気付いてるだろうな」


 ブラックのまま、コーヒーを啜る。

 カフェインは、イスタス家の家宰を務めている頃から切っても切れない関係だった。ラーシアと違って、騒動を持ち込まない得がたい友人だ。


「そして、俺たちがやってくるのを乙女みたいに待っている。これも、間違いなくな」

「乙女……ですか?」

「あれで、結構なロマンチストだからな」

「気持ち悪いですね」

「すいません。うちのご主人様、結構お口が悪いのです」

「まあ、被害者からするとそうだよな」


 ユウトが、空になったコーヒーカップの縁を指先でなぞった。


「それで、事件は今日ってことでいいんだよな?」

「はい。パレオゾイック・モンスターの出現は、本日の夜。あと数時間もないでしょう」


 わざわざ、ヴェルガが過去へと送り込んだのだ。本番まで何日もかかるということはないだろう。

 待たなくてもいいが、歓迎とも言いがたい。


「できれば、協力者を増やしておきたかったんだけどな。さすがに、時間がないな」

賢哲会議(ダニシュメンド)の助力であれば、なんとかなるかもしれません」

「いや、ラーシアの子孫から伝手をたどりたかったんだ」


 ラーシアの子孫が、地球に来ている。

 であれば、青き盟約の世界(ブルーワーズ)との行き来も限定的だろうが可能なはず。


 しかし、それを許すほどヴェルガは甘くなかった。


 真名を優先したのが悪手だとは思わないが、そこに自ら乗り込んでくるとはさすがに予想していなかった。

 いや、予想していたら対処する必要があった。


 どちらにしろ、外に助力を求めるのは不可能だったわけだ。


「つくづく、こっちの目論見を外されるな……」

「よそ見をしないで妾を見ておれということなのでしょう。愛されていますね」

「それよりも、どうやって止めるかです」

「もっともだな」


 ユウトがうなずき、さらに情報を促す。

 マキナのアバターが指を回すと、木製テーブルの上にピラミッド型の建物が浮かび上がった。


「起点はニュー・ウィリスタワー。ヴェルガのシンパと思しき集団がビルを占拠し、人質諸共パレオゾイック・モンスターへと転化。被害はシカゴ中へと広がり――」

「――核が落とされたわけだ」


 その爆心地にして、すべてが始まった場所はニュー・ウィリスタワー。


 その前身は、アメリカで二番目の高さを誇っていた超高層ビル。

 突き出た二本の角のようなアンテナが特徴的な、シカゴのシンボルだ。


 103階の展望室の外側には、ザ・レッジと呼ばれる全面ガラス張りの展望台も設置されていた。


 それが老朽化により建てかえられて以降は、こう呼ばれる。


 アーコロジーと。


 消費と生産が建物内で完結した、建物の形をしたひとつの都市。


 教育・娯楽・仕事。

 生きていくために必要なすべてが揃い、人はアーコロジーの外に出ることなく人生を終えられる。


 すべてが理想的にデザインされ、完全に制御された


 その奥で、赤毛の女帝は待っている。


 待ちかねている。


 思い人が、自らを訪ねてくるのを――ずっと。





「ここがアーコロジーか……」


 コーヒーショップを後にしたユウトたちは、始まりの地。シカゴの最大にして最新のシンボルを訪れていた。


 ユウトは白いローブを身にまとい、呪文書を手にしたまま。

 けれども、奇異の視線は向けられていない。


 この2050年代では、個人の権利は高度に社会的あるいは政治的な事項となっている。よって、下手に非難をしたら破滅しかねない。


 公序良俗に違反しない限りは、自由だ。


 もちろん、目立つか目立たないかで言えば目立ちまくっているのだが。


「アーコロジーを肉眼で見るのは、私も初めてです」

「そうか。麻衣那が生まれた頃にはもう……か」


 台形――ピラミッド型の建物。というよりは、地上からの視点だと山のようなもの。

 首どころか、体全体を仰け反らせてやっと最上層が見える。それも、肉眼では霞んでいる。


 染みひとつない白亜の巨塔は、塗料ではなくAIで自動制御されたスマートガラスによって実現されている。それ自体で、太陽光発電の機能もあった。


 極めて高度な技術を用いて生まれた、環境に配慮をした存在。


 高くそびえる人工物の形をした都市。圧倒的なスケール感を前にしたら、人間など蟻よりもちっぽけなものとしか思えなかった。


 同時に、それを創造したのも破壊したのも人間ではあるのだが。


「あまり驚かないんですね」

「いや、感心はしているけど……。そうだな。朱音が喜びそうだなと、思ってしまうな」

「SFもお好きでしたからねぇ」

「あれは、雑食というらしい」


 麻衣那の眉が、ぴくんと跳ねた。

 自分と真名以外の名前が出ると、どうにも平静ではいられなくなる。


「まあ、空中庭園みたいに空に浮いてるわけでもないからな。でかいけど、まだ現実的だ」

「それはまあ、そうですけど……」


 やはり、この祖父を名乗る大魔術師(アークメイジ)は基準がいろいろとおかしい。


「ヴェルガがいるのは、あの天辺のところかな……」


 ピラミッドの頂点からさらに通常の高層ビルが屹立しており、角のように突き出たアンテナなどかつての面影を残している。


 その最たるものが、宙空に設えられたガラス張りの展望台だろう。ARやVR全盛だからこそ、生で得られる迫力には一定以上の需要がある。


 観光客向けにいくつか存在しており、普段は開放されていないが、最上階にも存在していた。


「そんなに分かりやすい場所にいますか?」

「ご主人様の懸念はもっともですが、そういうところは外さないでしょうね」

「悪い意味で王道だからな」


 絶対的な自信があり、誰にはばかる必要もない。

 であれば、もっとも目立つ場所にいるはずだ。


 なにしろ、ヴェルガはユウトを待っているのだから。


「いきなり《瞬間移動(テレポート)》で乗り込むのですか?」

「いや、そこは対応されているだろうな」


 単純に《瞬間移動》を禁じるか、数十秒転移を遅延させられてその間に迎撃の準備を整えられるか。


 ショートカットには、代償を支払わなければならない。


「だから、普通にアーコロジーへ入ろうかと思うんだが……。一般人でも、中には入れるんだろう?」

「はい。ですけど……」


 麻衣那は、腰から吊した長物に手を添える。


 サイバー日本刀『クリカラ』は、マキナがARマーカーにごまかしを入れている。これもまたファッションの一部と勘違いされているだろうが、アーコロジー内のセキュリティは街中の比ではないはずだ。


「ご心配なく。すでに、アーコロジーのセキュリティには介入していますから」

「そんな簡単にできるんですか……と聞くのも野暮ですね」

「相変わらず、有能なネットランナーだ」


 比ではないが、どちらもマキナにとっては違いはなかった。


 ユウトは安心して。麻衣那は多少遠慮しつつ、アーコロジーの一般入場口へと移動する。

 他の観光客と一緒に、いわゆる動く歩道。オートウォークに乗って内部へと誘導される。


 そのシステムは、実に近未来的。


 白い飾り気のない。同時に、明るいが照明がどこにあるのか分からない通路。

 アーコロジーの歴史についてのアナウンスを聞きつつ、いくつかのゲートを通過して広い空間に出た。


「ビルの中に、公園があるのか」

「これは、広いですね」


 オートウォークの終点は、視界いっぱいの自然だった。

 綺麗に芝生が整備され、当然人工的にではあるが木々も植えられ一面緑で覆われている。


 外の公園のように池もあり、耳をすませば鳥の鳴き声も聞こえてきた。


 自然そのものとしか思えない風が吹き、見上げれば太陽も浮かんでいる。


 ジョギングをする男性がいた。

 楽器の練習をする女性がいた。

 芝生に座って、穏やかに過ごす家族がいた。


 本物の自然としか思えない空間。

 麻衣那は、本物の定義が揺らぐのを感じていた。


「これは、外観よりもインパクトがあるな」

「狙ってやっているのでしょう。あざといですね」


 マキナと話しながら芝生を歩くユウトを、麻衣那が追う。

 ゆっくりとした歩調のため、すぐに追いつくことができた。


「どうします? 公園区域を抜けたら商業区もあるようですが?」

「不要でしょう。今さら、変装もなにもないですし」

「実用的な面とは別に、麻衣那に欲しい物があれば、なんでも買ってあげるけど」

「気持ちはうれしいですけど、その言い方はどうにかなりませんか?」


 言葉ほど、声音に棘はない。うれしいというのは、本心なのだろう。


「そうですね……。いっそ、アーコロジーの空き室でも買い上げます?」

「いりません」


 それでも、受け入れるかどうかは別だ。なんでもにもほどがある。


「それよりも、今はどうやって目的を達するかです」

「最上階への行きかたか……」

「さすがに、通常の手段では近付くこともできないようですね」

「であれば、無理矢理行くしかないか」


 いきなり違法行為の話になったが、技術的にはマキナが。魔法的にはユウトが処置をしている。

 ペットの散歩をしている老夫婦とすれ違ったが、たとえ日本語を理解できていたとしても、話の内容までは理解できないだろう。


「とりあえず、セキュリティは掌握可能です」

「そこは信頼していますが……」


 問題は、その上でなにをするかだ。


「巻き込まないように、避難指示でも出すか?」

「人口は数万に達するという話ですよ?」


 それだけの人数をどこへ避難させるというのか。事前に計画でもあれば別だが、現実的とは言えない。


「それでも、避難訓練ぐらいは……いや、日本じゃないもんな」

「アーコロジー外への避難は想定されていませんね。内部には避難シェルターが用意されていますので、有事にはそこへということになるようです」

「まあ、地震も水害も起きそうにないもんな」


 可能性があるとしたら、火災かテロだろうか。

 そのテロを、これから起こそうとする人間が心配するのも皮肉だが……。


「セキュリティを把握しているのであれば、正攻法で最上階を目指したらどうですか?」

「そうだな。俺の消耗が抑えられるようなら助かる」

「頼りにされるのは非常にうれしいですが、最上階に行くためにはセキュリティが高い企業の研究フロアを通らなければなりません」


 一般人に開放されているゾーン以外は、関係者タグが必要だ。

 また、そのセキュリティクリアランスによって、入れる場所も違う。


 そこはクリアできるのだが、セキュリティは電子的なものばかりではない。


「当然ですが、最上階の周辺にもそれなり以上の戦力が配備されているでしょう」

「……そうですね。人間の警備員もいますよね」

「ピザの差し入れとかしたら、見逃してくれるんじゃないか?」

「それはないでしょう……ないですよね?」


 成算はあるが、賭けるほどではない。


 ユウトは一度立ち止まり、自動販売機で二人分の飲み物を買った。

 日本のように、当たり前に設置されている。治安の良い証拠だろう。


「ありがとうございます……ああ、今思い出しました。赤毛の女帝の部下もすでに紛れ混んでいるのではないですか?」

「部下というよりは、シンパだな」

「いわゆるひとつの厄介ファンですね」

「そんなわけがないでしょう」


 歩きながら、麻衣那がマキナの入った携帯端末をこつんと叩く。


 ユウトは、実に的確な表現だと思ったが沈黙を守った。マルヴァト公に成り代わっていたダーク・クロウラーなど、厄介ファンの筆頭だろう。他も、程度の差こそあれど同類に違いない。


 ただ、それを説得力のある形で説明はできそうになかった。


 だから、建設的な方向に話を変える。


「そうなると、外からか」


 そちらも対策は取られているだろうが、距離的にはましかもしれない。


「なんにせよ、動くのは夜になってからだな」

「影の中を駆け抜けるわけですね」


 早くも毒々しい炭酸飲料を飲み干したユウトが、缶を投げ捨てる。


 すると、どこからともなく清掃ロボットが現れて回収していった。

後編は明日の同じ時間に更新します。


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[一言] 一番高いビルの最上階で夜景を見下ろしながらドアに背を向けて待機中のヴェルガ様……w
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