↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

眠り姫

作者: 雪猫
掲載日:2026/10/09


眠り姫は王子様のキスを待っていた。



王子は姫に顔を近づけた。


姫は寝返りを打って、王子の顔を避けた。



王子は再度、姫に顔を近づけた。



姫は寝ながら王子の襟を掴み


足の裏を王子の腹にあて


巴投げで


王子を投げた。




それを見ていた周りの王子達に戦慄が走った。



姫は寝ながらゆっくりと立ち上がった。




姫に向かって行った一人の王子が


空中に美しい弧を描く。


姫の


一本背負いが炸裂した。




ゾンビのように襲い来る王子達を


背負投げ


大外刈り


体落とし


払い腰


次々と姫の技が撃退していく。




その時、


他の王子よりも巨大な


獣のような王子が唸り声を上げながら


姫に襲いかかって来た。



襟を掴み、


姫の小柄な体を振り回す。



姫は絶妙な体捌きで


繰り出される王子の技を全て避け



王子の襟と袖を掴んで釣り上げ、前に崩し


自分の体を勢いよく回転させた。


姫の足が王子の脚を激しく払いあげる。



嶺から嵐が吹き下ろすように。



姫の


山嵐が決まった。




獣のような王子の巨体が宙に舞い


大地に叩きつけられた。




最後の王子を


袈裟固めで落とした後



姫は


自分の寝床へ戻り


やがて


小さな寝息を立てた。




眠り姫は


自分よりも強い


王子様のキスを待っていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。