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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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ゴミの中で今日も息をする

作者: China
掲載日:2025/10/20

死にたいけど、死ねない。


プロローグ

起きて、ご飯食べて、吐いて、学校行って、授業して、給食食べて、吐いて、帰って、腕切って、ご飯食べて、吐いて、薬を大量に飲む。たったそれだけの日時雨、僕は何時も『死にたい』って言う、昨日も、今日も、明日も、明後日も、来週も、来月も来年も、でもわかってるんだ、ただの戯言だ。

死にたいなんて言うけど、本当は生きたいんだと思う。

昔、付き合ってって言われたから付き合ってた彼女がいた、大好きって言ってくれてた、大丈夫って言ってくれてた、でも、彼女から言われた『別れよう』の言葉、そっちから付き合ってって言ってたのに、縁はすぐに消えるんだと知った、もう人と関わるのは辞めようと思った、でも、無理なんだよな。


1番

僕は死にたいって言う、でも、本当に死にたい人は、死にたいなんて言わない。言えないんだ。死にたいって言えないほど辛いんだから。

辛かった、苦しかった、泣きたかった。だけど、周りの方が辛いと思ってるし。僕の辛さなんてちっぽけだと知ってる。

それに別に本当に死にたいわけではない。でも、腕を切って、薬を大量に飲んで、自殺未遂さえ何回試したものか。誰にも相談できないこの性格、嫌になるだろ?

僕は死にたかったんだ、何回も何回も、試している。でも、1歩が踏み出せない。

駅のホーム立っても、飛び込めなく電車は過ぎていく。なんでだろう、こんな性格が嫌いだ。


2番

「死にたい」って言葉で僕は潤されて行った。

僕は辛いけど、クラスに居る君、君の方がつらそうなんだ。仲良かった家族が死んで、葬式で休んでたよね、とても辛そう。僕みたいのより、君の方が大人に頼って、ちゃんと相談した方がいいと思う。だって、君の方が未来があるんだから。

僕みたいな相談なんてしなくていいから。

僕は今日、友達からもらった薬をむさぼった。何錠なんて覚えてない。数える意味もない。数えて何になる?あぁ、致死量飲めたか分かったのか。それでも死ねない。

ゴミみたいだ、僕は僕が嫌いだ、さらに死にたくなっていく。

机の上にある84錠入の便が目に入る。死にたい、でもやっぱ死ねない。

何回も試した。どんな手もたした。法律だって破った。

死ぬために喫煙して、死ぬために酒を飲んで、死ぬために家出して、死ぬために夜の街に行って、何度も通り魔が通らないかと願ったものか。

でも、どうやっても死ねない。


3章

死にたかった、でも死ねなかった。

戯言だって分かっているんだ。でも、何回も何回も死のうと試した。首を吊ろうともした、首を切ったこともある。それでも死ねない。

腕には無数の切った後、新しい傷を掻きまくると血がたれてくる。便の錠剤を10個は飲んだ、箱の薬を10箱飲んだ、それでも死ねない。どうやったら死ねるんだろう。


4章

生きる目的は死ぬことだった。

人間はいずれ死ぬとは知ってた。

ガンになって死ぬかもしれないし、不治の病で死ぬかもしれない。

だけど僕には、死ねる未来がなかった。死ねない気がしたんだ。

泣きたい。泣き叫びたい。でも泣こうとしても泣けないんだ。

過去の僕を死ぬほど恨んだよ。

大人になることを夢見て、会社で働いて、一人暮らしして。でも、今は大人になりたくない。なれるわけないんだ。だって、

大人の僕なんて想像できないから。



エピローグ

相談したくても誰もさせてくれないんだ。

辛くたって誰も見向きもしてくれないんだ。

人間は終わってる、人間はゴミなんだ。この世界はゴミで溢れている。ゴミ箱の中みたいだ、ゴミの袋の中みたいに、燃えるゴミや燃えるゴミ、プラゴミ、色んなゴミが溢れている。

そんなゴミだらけの世界の中、ゴミな僕は、今日も息をしてる。だって、行き着く先でゴミは燃えるんだから。



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