表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/217

第四話 覗き見たのは誰だ

 ジスの姿はまた犬に戻る。

 小さくて短足の毛の短い犬。


 ありふれた姿の。

 特別じゃない。

 島にもたくさんいる犬だ。


 カトリーヌの前をちょこちょこ歩いている。


『見たことない奴だったが誰だ?』

 ジスはカトリーヌの頭に直接語りかける。

 テレパシーだ。

 町の人がジスがしゃべるのを見てしまうと騒ぎになるのでテレパシーで会話をする。

『問題です。さて誰でしょうか?』 

『謎解きか? オレはそのての遊びは苦手だ。早々にお手上げだ』

 ふふっとカトリーヌは笑った。


『まあ、私も直接は会ったことはないのだけれど。噂はよく聞いてた』

 石畳をジスの鼻を頼りに歩くと島の村外れのお菓子の工房に着いた。


「これなくして困っているんじゃないかしら」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ