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第百ニ十六話 元女海賊ララの訪問

 イルニア国第三王子ルビアスは、エリザベートの農園にいた。

 聖獣バルカンが鶏の姿なのでルビアス王子はあまりにもぴったりな光景に笑ってしまった。


「どうしたんですぅ? ルビアス?」

 ルビアス王子はあんまり笑ったらバルカンに悪いなとこみ上げる笑いをこらえた。

「いやあバルカン。君があまりにも農園が似合いすぎて」

「それって褒め言葉ですか?」

「ハハハ。まあね」

 ルビアス王子は熟れて採れ時のパパイヤをもぎとって籠に入れる。


 ふっと人影が三人ほどこちらに来るのを見た。


 一人は女性で一人は40代ぐらいの男ともう一人は10代かな? アリアさんと同じぐらいの年の頃かと思われる少年だった。


「エリザベートはいるかーい?」

 その女性は明るくて弾けるような元気な声でニカッと笑った。

 レディだが豪快だ。

「ああ奥にいますけど。あなたは?」 

 なんだか陽気な美女だなとルビアス王子は思った。

「私はララ。元は海賊でエリザベートの友達さ」

 ああ、この女性ひとが女海賊ララか。

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