表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

120/217

第百二十一話 知ってしまった恋心

 二人は一時間もの間鍛錬に励んだ。

 クラウドはエリザベートの動きが軽くなり良くなったことに気づいて今日はここまでにしようと思った。

「エリザベート。今日はここまでにしよう」

「うん。ありがとうクラウド」

 全力で手加減なしの本気の鍛錬はさすがに息が上がる。

 エリザベートはクラウドをじっと見つめた。

 クラウドはエリザベートを眩しく感じた。

 エリザベートのこんな表情かおを見たら抱きしめたりしたいとこだが。

 グッと我慢した。


 エリザベートはクラウドに触れてみたいと微かに思ったが、彼を無駄に惑わしてしまいそうでやめた。

 あの時のキスは時々エリザベートを苦しめる。

 切なくて。

 激しかった。

 少しだけ甘く痺れるような恋の気配をエリザベートはクラウドに感じていた。

 見つめ合う二人の静寂。


 

 そこへ海岸に聖女アリアが血相をかえて走って、エリザベートのもとへやって来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ