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14日目 お城を拾いました!

【空間魔道士をマスターしました。空間魔道士の能力がすっぴんに継承されます】


───────

名前:シアン

ジョブ:すっぴん

レベル:20

固有スキル:ジョブチェンジ

汎用スキル:

・騎士の誇りEX

・召喚士のカリスマEX

・賢者の知恵EX

・テイマーの慈愛EX

・時を操る者EX

・建築士の魂EX

・竜騎士の誓いEX

・聖者の祈りEX

・選ばれし勇者EX

・空間の旅人EX

───────

───────

・空間の旅人EX

貴方は空間の全てを理解した。

距離も障害物も関係なく場所と場所を繋ぐことが出来る。全ての空間を貴方は支配することができる。空間魔法を使用にかかる魔力が激減。

───────


「やった!これで時空を操れるぞ!」


 とりあえず。

 俺は空間魔法を使ってみることにした。


───────

→アポート

・テレポート

───────


 色々あるけどとりあえずアポートというのを使ってみることにした。

 この魔法は色んなものを取り寄せる事が出来る魔法らしい。


「うーん。何を取り寄せられるのかな?とりあえずアポート」


 俺は魔法を使ってみた。

 すると目の前にウィンドウが立ち上がって地図が表示された。

 うーん?どうやって使うんだろ?


 不思議に思いながら俺はとりあえずこことは別の辺境の部分を拡大してみた。


「あれ?こんなところに城がある?へー。知らなかったなー。でも周りに家とかないね。捨ててあるのかな?」


 そう思ってふとその王城をタッチした。すると


【王城をアポートしますか?】


 へー!すごい!王城まで持ってこられるんだ!


 俺は先に王城を置く場所を確保してから


「アポート!」


 俺は王城を取寄せた。

 シュン!

 そんな音を鳴らして突如王城が現れる。


「わー!ホントに取り寄せできた!」


 正直自分でも驚いてるアポートって魔法凄いって思いながら俺は王城の中に入った。

 一通り捜索してみたけど誰もいない。

 やっぱり捨ててあったみたいだ。


「そう言えばこの城の近くに綺麗な湖あったよね」


 あの湖をこっちに持ってこれたら余りにも暑い時とか入れるよなぁ。

 そしてレナ達も入ってくれるかもしれない。


 そうすれば俺の目には肌色がいっぱいでレナ達は泳ぎを楽しんでくれる。

 皆ハッピー。

 そう思った俺はもう一度空間魔法を使う。


───────

→スワップ

───────


 多分こっちのスワップって魔法の方がいいかな?

 この荒地いらないからこれと交換しちゃおう。


「スワップ」


 俺は荒地と綺麗な湖を交換した。


「やった!交換できた!」


 俺がそうやって喜んでいるとレナがやってきた。


「遠目に見えて幻かと思ったんですけど、違いますよね?な、な、な、何ですか?これ」

「え、お城だけど?」

「お、お城?!」


 叫ぶレナ。


「こ、こんなものどうしたのですか?!ゴブリン達に作らせたのですか?!」

「え?違うよ。落ちてたから拾ってきただけだよ」

「ひ、拾ったんですか?!」

「え、うん。空間魔法のアポートを使ってみたら地図が見れて辺境に落ちてたから拾っただけだよ?いやーすごいよねー。空間魔法。こんなものまで取り寄せられるんだから」


 頷きながら俺は王城に入っていく。


「ほら見てみて。中は意外と綺麗なんだよねー」


 俺の目の前には綺麗な階段が二手に別れてそれが2階に繋がっている。


「俺が拾ったから1番いい部屋は俺が使うね」

「あ、あの」

「どうしたの?」


 俺はレナに目を向けた。


「アポートって言いましたよね?」

「うん。アポート」

「あ、あのアポートで取り寄せられる物って距離によりますけどせいぜい手のひらサイズのものなんですよ」

「へー」

「王城って手のひらサイズじゃないですよね?」

「そうだね」


 俺が答えるとレナは叫ぶ。


「な、何やってくれてるんですかぁぁぁぁぁあ?!!!!」

「え?」

「こんな綺麗な王城が落ちてる訳ないでしょう?!」

「で、でも中には誰もいなかったよ?」

「きっと第2の王城なんですよ?!中には持っている王様もいると聞きます!」

「え、えぇぇぇぇ?!!!!」

「ど、どうするんですか?!これ!」

「どどどどど、どうしよう!!!!」


 王様の持ち物なら大変だ。

 なら


「へ、返品で許してくれるかな?」

「わ、分かりません」


 その言葉を聞いて思うことがあった。


「でもさ、ここ辺境だよ?こんなところに城があったって誰も気付かないよ。つまりバレない以上はセーフだよ。そもそもさ城も第2の王城として使われるより俺に第1の王城として使われた方が嬉しいよね。ってことで俺は返品しません」

「し、シアン様がそう仰るなら。というより少しは自重して下さいね?」

「ごめん。王城を持ってこれるの普通だと思ってたからさ」


 何も考えずに普通だと思っていたことをしてしまった。


「こ、これからはほいほい物を拾わないで下さいね?」

「はい。反省します。面倒なことは出来るだけゴメンだし」


 さてと、次は何をマスターしようかなぁ?


 俺はジョブ一覧に目をやることにした。


───────

→話術士

───────


 面白そうなジョブがあった。

 

「何をしてるんですか?シアン様?」

「えーっと俺ってすっぴんだから色々なジョブ試したいんだよね。で、何かいいのないかなぁって思って探してたら良さそうなのあったから。これにしてみようと思う」

「何なんですか?そのジョブは」

「え?話術士」


 このジョブでコミュ力をMAXにしてモテまくりの人生を送ります。

 俺は欲望のままに動きます。



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