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すれちがい恋愛  作者: 総督琉
第2章 文化祭
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第6話 文化祭まであと10日

文化祭まであと10日。


そんな状況で僕達は危機的状況に(おちい)っていた。それは……


「文化祭でやること、案がある人いる?」


そう。文化祭の出し物が決まっていない。もう既に10日が経った。誰もが諦めている。なぜなら……このクラスはやる気が無いから。


〈文化祭あるあるその1〉

・女子は基本的にやる気はある。だが男子は遊びたい。だからこの両者で争いが始まる。


「男子。そろそろ意見出して」

「お前らが出したら俺らがやるから」


「意見出しても否定するでしょ」

「だっていい意見出してくれないだろ」


これは耳川さんが回復する以前の問題だ。折角楽しめると思ったのに。


「ちょっと男子。いい加減にして。これじゃ、耳川さんが回復した時に喜ばないわよ」


この人はクラスの中心的存在。井伊さんだ。

井伊さんは怒ると怖いけど、実はとっても優しいのだ。

腐りかけている花に一人で水をあげていたり、重い荷物を持った人の荷物を持ったりと、とても優しい方だ。


「うるせー。黙れ」

「それは無いでしょ。男子、謝って」


これじゃ、いつまで経っても終わらない。


「それじゃあ劇をしよう」

「どうした大神」

「大神くん。何で」


まあこうなるわな。


「今のクラスには団結力が無い。だから劇をしてクラスの仲を良くしようっていうことだ」

「女子は賛成」


「仕方ないんじゃない。折角まとめてくれてるんだから」

「浅香くん…」


「別に。成功させたいだけだから。気にしないで」


「じゃあ早速とりかかろう。お題は……」

「「「ロミオとジュリエット」」」

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