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只野救出作戦 ー7ー

「それにしてもアスカさんの容赦なさは見ていて清々しいです。私はああいうの嫌いじゃないですね」



明日香ちゃんはリベリオンのスピードと共に地元民ならではの地図の把握で差をつけられるのに、後方に武器のエネルギーが無くなるまで攻撃を止めなかった。リベリオンの武器は実弾ではなく、エネルギー使用の武器。動力のエネルギーとは区別されてるようだ。



それを竹中かぐやは褒めてるけど、一緒にレースをしてる選手はたまったもんじゃない。その戦い方は恨まれてもおかしくない。天川織姫のファン達はたちが悪いって掲示板に書かれそうだ。



数分後、リベリオンは一機も先行を許さず、攻撃をロックオンされる事もなく、完全勝利を治めてしまった。



そして、明日香ちゃんはまだレースをしてる人達もいる中、ゴーグルを外し、舞台に向かった後、竹中かぐやからマイクを奪った。



「宣言通りの圧倒的勝利よ! 私を止めるならエンペラーを出しなさい。それでも負ける気はしないけどね」



それは集まった人達に言ってるようで、色んな人達に掲示板とかネットを利用して広げさせ、運営に向けさせてる。エンペラーは俺達の戦争の場に降臨させようと考えての言葉。その意味を知ったのは、後から明日香ちゃんに教えてもらったんだけど。




「エンペラー撃破宣言したよ。けど、本当にエンペラーは強いのかね。そんなに出現してないし、S級アイドルの会員番号一桁の人達の方なら簡単に倒せたりするんだよ」



明日香ちゃんの宣言に、俺の近くにいた観客達が口を揃えたように言っている。



「ほら! 次のレースにS級アイドルでムーンライト所属、海下乙姫のファンが出るぞ」



明日香ちゃんが出走したレースは終わり、次のレースが巨大スクリーンに映し出される。そこには誰のファンやニックネームも分からないのに、観客達にはすぐに察した。それはトレイターやリベリオンと同じで一機のみ。ランキングによる報酬で、追加される事もない。



それは英雄の名を持つ機体。一人が複数を持つ事も許されていない。現在英雄の機体は二十体。そのうち海下乙姫のファンが持つのは、アイドルの名の如く海の英雄であるドレーク。海賊姿の機体は男心をくすぐってくる。

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