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C級戦はそんなに甘くはありません ー9ー

「そうですか。無理でしたら仕方ないです。アイドル戦記に参加してくれるだけでも感謝です。そうだ! 一機当千というゲームがあるのですが、少しはアイドル戦記の練習になると思いますよ」



「ありがとうございます。ですが、お二人みたいに上手く操縦出来ないかと」



天川織姫は何で親父さんを選んだのか? 俺とカストルさんの共通点があるとは思えないし、親父さんが加入で会員になるための条件が全く分からないぞ。それに折角のアドバイスしたのに、操縦を諦めてるようなコメント。戦争で操縦を頑張らなかったら、どこで手伝うというんだろう。



「仕方ないんじゃないの。一機当千は古くて販売も終わってるみたいだから。ネットオークションにも出てないから」



カストルさんは親父さんのやる気がない言葉に文句を言うかと思ったら、今度はフォローする形を取った。カストルさんが俺の家に来るのも一機当千を買う事が出来ないからというわけだ。調べてみると、一機当千の在庫はなかった。ネットオークションの方は一件増えてたみたいだけど、現時点でウン十万になり、今も上昇してる。俺の給料何ヵ月を一つのゲームだけで出すのはクレージーだ。



「はい、無理ですね!簡単に買えなんて言えません。只野さんもこれを売れば……」



「これを売ったら、結構な資金になるわね。それを私達の物にするとか」



危ない危ない。俺の名前で売ればなんて悪魔の囁きが頭を過ってしまった。しかも、ナイスタイミングでカストルからの誘惑があるとは。逆に冷静になれました。



「いや……常識を考えて、それは駄目だと思いますよ。それにしても天川織姫はファンになりたい人は大勢いるかもしれないのに、親父さんを選んだんでしょう?」



「……理由はこれなんじゃない?」



カストルさんが天川織姫が親父さんを選んだ理由が分かったのか、その画面を見せてくれた。そこにはさっき改装した戦艦が映っていて、次々と改造されていくのが分かる。



「手伝えるって課金の事! 今で三万は使ってるんじゃ……今出来る改造の最終までやるとか……はないか」



戦艦の改造も級や勝利数も関係してるのか、リミッターが掛けられてるのが分かった。親父さんが改造に課金してくれたおかげなんだけど、中途半端な改造で終わった。ある程度改造したら、自分の機体に課金すれば良かったのに、それをしなかったのは俺達よりも天川織姫に対するファン愛が凄いと誰かに言われたら言い返せないかもしれない。

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