C級戦はそんなに甘くはありません ー2ー
戦場は俺が初めて降り立った草原がC級の初舞台として用意された。誤爆という痛い記憶を塗り替えるために、何とかして勝ちたいと思う。
そして、戦闘が開始されると共にトレイターとフェアレーター、天川織姫が搭乗する戦艦が草原に姿を見せた。ハガネ側は俺達の出撃から三分後に現れる。この間にオタ芸を披露すればいいんだけど、カストルさんがする様子もないし、それよりも相手の出撃と同時に攻撃出来るよう準備するのが俺達のスタイルと思われてるのかもしれない。だから、前みたいにスナイパーライフルで狙撃準備を始める。
カストルに至ってはハガネが出撃するだろう場所に出来るだけ近付こうと前進するぐらいだ。
その姿は以前とは違うのは装備を変更したり、追加したからだろう。トレイターもカストルさんから見たら変わってるかもしれない。変化がないのは天川織姫の戦艦。自分達の装備を増やしたりするだけで、戦艦を一度も改造をした事がない。
それに対して天川織姫は何も言ってこない。それどころか一度もコメントが来た事がない。C級昇格の時でもだ。
「何を考えてるかは知らないけど、ぼっ〜としないでよ。そろそろあちら側の出撃するはず。オタ芸の時を狙ったり、私の援護するのを忘れたら駄目だから」
カストルさんの声に頭を切り替えて、ハガネの戦闘に集中する。カストルさんが相手の場所との中間地点までしか行けないわけで、狙うのを邪魔するのと何人か倒せればいいぐらいだ。
『バーニン・ハート・僕の心が君の心を守ってあげる』
ハガネの出撃と同時に歌い始めた。三曲あるので最初から歌うのは作戦としては良いかもしれない。しかも、ハガネは顔で売ってると思いきや、意外と歌が上手かった。




