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バトルロイヤル開始 最後に立っていたのは誰ですか? ー9ー

「そういえば、この前のアイツは最近来ないのね。私がいるのを知ってたりするわけ?」



カストルさんが言ってるのは只野さんの事だろう。一機当千を持ってきたのが只野さんと教えてるし、もしかしたら対戦したいのかもしれない。



「只野さんですか? あの人は何か忙しいみたいで、バイトも休んでます。メールとかも返事がないですし」



只野さんとは一機当千を貸してもらってから会ってない。就職活動かもと思うと、同じフリーターである俺は不安になってしまう。まぁ、そこは置いておくとして、アイドル戦記で西園寺アスカこと明日香ちゃんはC級で活躍を見せていた。昇格してから連勝し、D級バトルロイヤル前に行われたC級バトルロイヤルでは只野さんが最終生存者になった事は戦乙女に書かれていた。明日香ちゃんのファン達はモブを卒業し、ノービスやボーンと機体を変更したのに対し、只野さんだけがモブを使用していた。新しい機体よりもモブの改良に費やしたみたいで、量産型モブという名称から戦乙女ではPモブと言葉にしていた。勿論Pはパーフェクト。限界まで改造した事を意味してる。



「……そう。アイドル戦記も再開するみたいだし、C級戦の初戦もそろそろだから、練習相手にはうってつけと思ったんだけど」



アイドル戦記が再開したけど、まだC級に上がって初戦の相手は決まってなかった。天川織姫のファンが未だに俺とカストルさんしかいないから、運営が相手を決めかねてるかもしれない。



「同じ級のライバルになったんだから、練習相手になってくれるとは……あっ!」



C級に上がったんだから、明日香ちゃんとの対戦の事をカストルさんに話すのを忘れてた。引き受けるかも分からない状態で決定したら最悪だ。



「あの……カストルさん。明日香ちゃ……西園寺アスカなんですけど」



「西園寺アスカが何? ……っと、アイドル戦記の通知が来たみたい。対戦相手が決まったんじゃないの」



カストルさんはアイドル戦記を開き、何の通知か確認する。勿論、俺も急いで相手が明日香ちゃんじゃない事を祈りながらアイドル戦記を開いてみる。

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