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バトルロイヤル開始 最後に立っていたのは誰ですか? ー6ー

というか、その欄に誰の名前も記載されてなかった。ランキングの撃破数の合計、事故も含めると二百五十人になってる。



「どういう事だ? 相討ちになったとか、最後に隕石にでもぶつかったのかな。カストルさんはそんなミスしないと思うんだけど」



フェアレーターの機体性能もあるけど、カストルさんよりも操縦が上手い人がいれば、すでにC級に上がってるはず。誰かにやられたら、俺に何か文句を言われそうだから、意地でも勝ち残りそうなのに。現状ではカストルさんとは通信出来ない。撃破されたのだから当然だ。



「撃破数で一位になってるから問題ないのか。こっちも何かしないと駄目だよな……って、何だ?」



そう考えたのも一分程。攻撃の音は減っていくけど、煙はまだ消えていない。まだ行動に移せるはず。目線を上に向けると、バグが発生したのか地雷地帯の風景、空に穴が開くように電気が走っていた。そこはノービス軍団の真上。現れたのは金色の機体。バトルロイヤルが開始して結構な時間が経ち、第一陣から全ての機体は出撃してるはず。



金色の機体はノービス軍団の場所に落ちる。俺以外誰も気付いてない。索敵にも金色の機体は引っ掛からない。それはノービスに重なり、分からなくなってるだけかもしれない。



けど、それは実在した。落下直後、ノービス軍団は全機大破した。金色の機体が倒したんだ。それも本当に一瞬で。それだけじゃない。ノービス軍団に攻撃を仕掛けてた相手、その全方向に光が放たれ、次々と撃破されていく。撃破数のランキングも変化し、三位に俺の名前が無くなり、誰の名前も表示されなくなった。



「これってカストルさん側でも起こったのか?」



いつの間にか残ってるのは俺と謎の機体だけになっていた。カストルさん側の戦場に同じ機体が出現したのなら、この機体は移動してきた事になる。



煙幕、砂煙が全て晴れて、一瞬の事で金色しか確認出来なかった機体の全貌が明らかになった。

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