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バトルロイヤル開始 最後に立っていたのは誰ですか? ー2ー

「無事に着地と……周囲に敵は……降下してる最中みたいだな」



第一陣の機体の残骸があるだけで、俺と同じ第二陣は少し離れた場所に降りたみたいだ。そして、一分後ごとに第三、第四と降下してくる。



「それなら先に降りた特権として、狙わせてもらいますか」



ルールで降下中の相手を狙うのは駄目というのはない。射程距離の長い武器を装備していれば、無防備の相手を狙う事が出来るわけだ。



最初の一発は相手も攻撃してくるとは思ってなく、簡単に撃墜する事が出来た。すると、小さく現在のランキング一位から三位までが表示された。こっちのグループだけじゃなく、カストルさんのグループの見る事が出来た。



その中で一位は俺とカストルさん。二位には誰の名前も表示されない。俺とカストルを倒すため、協力体制で誰も倒してないのかもれない。せっかくのバトルロイヤルなのに、そんな事するよりも、撃破数とかで勝負すればいいのに。



「おっ! 撃ち返してきた……って、多過ぎだろ」



一機撃破した事で、相手側も降下中にグレネードを撃ち込んできた。それも集団でだ。俺以外に降下を狙う奴はいないから、場所を教えた感じになってしまった。



グレネードの雨を回避するのは難しい。回避というよりも、移動する事自体がだ。この戦場でのネックはやっぱり地雷なわけだ。移動も簡単には出来ない。排除するにも近すぎれば爆発に巻き込まれてしまう。それに接近するのにも気付かれる。



周囲に爆発音が聴こえて、その音が段々と近付いてきているのも、俺を倒すため。バトルロイヤルでも半分に分かれだけで、仲間がいるわけだ。降下の邪魔をさせるわけにはいかないわけだ。



「空を飛べたら楽なんだけどな。まぁ、ないのを求めても仕方ないし」



相手の命中率が高いわけでもなく、次々と外れた場所に行き、地雷が爆発していく。そのおかげで何もしなくても道が開けていく。さらにリタイアしたのに残骸として機体が残ってるのも、そこに地雷がないという証明。つまり、安全地帯になる。他にあるとすれば建物。市街地よりも少ないし、崩壊した街という感じだ。



「これって……俺が一位に、最後まで残れるかも」



トレイターとモブでは反応速度が違う。避ける範囲も限定されてるから、単機で行動してる相手は簡単に撃ち落とせてしまう。



「けど……まずは合流してる人達もいるのか」



索敵により、集団になっていくのが分かる。戦闘を行ってるのなら、光が消失するはずなのに減る様子がないからだ。

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