表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/294

勝つために手段を選ばなかったら、悪役になりました ー8ー

「ちょっ……何で俺の家を知ってるんですか!」



居留守という手があったのにも関わらず、思わずドアを開けてツッコミを入れてしまった。



「コンビニから後をついてきただけ。上がらせてもらうから」



「ま、カストルさん待ってください」



カストルさんは借金取りかのように許してもないのに、ズンズンと家の中に入っていく。家の場所をコンビニから追いかけてきたって、仕事場も把握されてる。まるでストーカーみたいだ。



「おっ! 星野氏が名を叫んでいたが、君がカストル氏か」



「アンタ一体誰?」



そんな広い部屋じゃなく、1DKだからすぐにカストルさんは只野さんと対面した。しかも、只野さんは座ってたのを挨拶するためなのか、わざわざ立ち上がった。



と思ったら、何を考えてるのか、只野さんはカストルさんのサングラスを何の許可もなく勝手に取り外した。



「挨拶するとなれば、お互いの目を合わせるべきだと僕は……ガバッ!」



その行動にカストルさんは瞬時に只野の鳩尾に強烈な正拳突きを打ち込み、サングラスを取り返した。只野さんはオタクであり、体を鍛えていない。無防備という事もあって、女の一撃でも気絶してしまった。



只野さんは一瞬でも俺も見た事がないカストルさんの顔を少し見れたわけだ。けど、その代償がこれだ。カストルさんは気絶した只野さんを引きずって、俺の家の外に出した。俺はそれに対して何も言えず、カストルさんは何事もなかったように、さっきまで只野さんが座って場所に陣取った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ