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勝つために手段を選ばなかったら、悪役になりました ー2ー

そして、今回の勝利条件は敵陣地の指定エリアの侵入。時間のハンデがあっても、橋の真ん中にバリアが展開されているのがスナイパーライフルのレンズから見ても分かる。



この勝利条件は圧倒的にこちらが不利。一人で向かったところで、待ち構えられたら終わりだからだと思うかもしれない。けど、案外悪くない勝利条件だったりする。



俺はビルに身を隠したまま、マチルダの部隊が出撃した。こっちが先に出撃してるのにも関わらず、オタ芸の儀式を披露しているのが分かる。



「相手は出撃するのがトレイターだけなら気を緩めるはず。それにきちんとオタ芸を披露する。攻撃されると思ってないから。だから、その時を狙うの。攻撃しては駄目だというルールはないから。暗黙のルールとかは無視」



最初の時、誤爆となってしまったけど、攻撃が禁止されてはいなかった。オタ芸披露時は相手も攻撃されるとは思っておらず、案外隙だらけだったりする。



俺がカストルさんとの練習で一番やったのがスナイパーライフルの狙撃。遠距離タイプの武器を上手く使えるようにする事。だから、的がその場から動かなければ一撃で仕留める事が可能となった。



だから、オタ芸披露に一機が大破した時には相手側は一時動揺した。



「予想外の攻撃に相手は混乱するはず。そこで倒せるだけ殺ってしまうのは当然ね」



カストルの予想通りに事が進み、俺はそこで三機撃破。的が動くとやっぱり難しい。練習でフェアレーターに当てる事なんて一度も出来なかったわけだし。



「さて、マチルダさんのファン達が取る行動は……こっちに向かって来るよな」



待ち構える形にしたら、俺の狙撃が待ってるだけ。それなら、敵陣地に向かう方が良いと当然考える。なんせ、相手が課金してると分かるわけないから、残弾がどれだけなのか把握出来ない。まぁ、装備した弾数は五発で課金なんてしてない。一発外した事で、残るは一発のみ。



そして、予想通りにマチルダの部隊はこっちに向かってくる。ノービスの操縦してるファンはおらず、量産型モブばかり。だからといって、狙い撃つのは難しく、スナイパーライフルの弾も一発。

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