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夏イベントは海、祭、肝試し ー135ー

「どうする……突入した機体を信じるか」



先に入った機体が何なのか分からない。俺よりも操縦が上手い奴かもしれない。トレイターはリベリオンやフェイカー機と違って速さ、敏捷度があるわけじゃない。反応速度も負けるだろう。



巨大砲台内部攻略はトレイターよりもフェアレーター、接近戦が向いているかもしれない。



俺はポルックスさんと蒼さんの試作機を守った方が良いのか。



直後、砲台の入口が開かれた。それは、突入した機体が失敗した事を意味する。次は誰が入るのかで戦闘が起こるかと思いきや、全機がこっちを向き、中には誰も入らない。



俺に中へ入れと指差す機体もいる。



「敵の誘い……なわけがないか」



トレイターという機体が変に目立ってしまったからだ。アレクサンダーと勝負したのもそうだけど、単機の強さを参加者は考えたのかも。



アイドル戦記はチーム戦。英雄機以外は連携などのチームの動きが必要である中、こっちはメンバーが少ない事から単機の強さが求められた。



単機で内部に突入するか、外で仲間と連携しながらレーザーを掻い潜るかの二択。



「まぁ……最初から入る気でいたからな」



俺は明日香ちゃん、フェイカーさんとは少し遅れて巨大砲台内部に入る事になった。



「明日香ちゃん、フェイカーさん、聞こえるか?」



俺はまず明日香ちゃんとフェイカーに通信が届くかを確認。



「遅い! もっと早く入ってよ。こっちは撃破されそうだったんだから」



明日香ちゃんはまだ砲台の破壊が完了してないみたいだ。しかも、俺が来なかった事が砲台破壊を失敗した言い方だ。



俺の目の前には緑色の扉があるだけ。内部がどうなっているか分からない。



「この扉の先は一つのエリアに繋がってるらしい。砲台破壊には連携が必要。息を合わさなければ、レーザーの雨が降る。リベリオンの速さがあったから明日香嬢だけが助かったわけだ」

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