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夏イベントは海、祭、肝試し ー130ー

「三分後までに北側の撃墜数を上げないと駄目なのか」



そう通信しながら、俺やポルックスさん達だけでなく、明日香ちゃん達も北側に向かう。四機も増え、リベリオンとフェイカー機のスピードなら間に合うぐらい。けど、それは北以外のエリアを一つ見捨てろと言ってるようなものだ。



「これって時間の経過でエリアを狭めていくかもしれないわね」



それは撃墜数の調整をしなければならない。今回みたいに少ない場所へ行かされた場合、時間が足りるか分からなくなる。それに最後のエリアで魔物の出現もありえる。



「まぁ……一つのエリアだけ消すって事はないと思う」




試作機が先に北側へ移動した。トレイターと試作機では出力や敏捷度が違う。それでもリベリオンやフェイカー機は先に着いてるはずであり、俺のやる事がない可能性も。



「っと! 何だ?」



後方から射撃。ミサイルを破壊するためじゃなく、明らかにトレイターを狙っている。振り返ると二機が武器をこちらに向けており、回り込むようにもう二機が道を塞いできた。



「誰かに操られてるのか?」



仲間でない以上、相手に通信は届かない。このエリアにいる全機が敵になったわけでもなく、ミサイルや隕石を壊している機体もいる。



撃墜数を見ると西側が三番目になっている。北側が上にいくのであれば最下位は西側。北側、もしくは別エリアの移動で稼がせないようにするために阻止したいのたか。すぐに攻撃はせず、戻れというような仕草をしている。



そんな事をするなら地道に稼ぐ方が可能性がある。東側もリベリオンとフェイカー機が抜ければ大幅に減るのに。それも俺達以外は何も分からない。

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