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夏イベントは海、祭、肝試し ー116ー

しかも、球体は不規則な移動する事によって反応を困難にする。



「八雲、危ない!」



連続反射により、ボーン三機は反応出来ずにプリンセスに鉄化扇が届こうとした。明日香ちゃんのプリンスも動けず、八雲さんのプリンセスも守られているという安心感が反応を鈍くさせた。



だが、鉄化扇はプリンセスを避けるようにボーンを一機斬り裂いただけに終わり、再びテオドラの元に戻る。



「……助かった? けど」



「……どうして?」



あの攻撃を続けてればボーン全機だけでなく、プリンスとプリンセスを撃破出来たはず。明日香ちゃんは八雲さんが助かった事に思わず声を出してしまったみたいだけど、それ以上に驚いていたのはダンスマンの方で、マイクを切るのを忘れて声が漏れていた。



「……テオドラが動きを止めた?」



だからといって、罠かもしれず無闇に攻撃する事は出来ない。トレイターならともかく、今はノービス。どの攻撃を受けても簡単に撃破されてしまう。



残りのボーン二機は違った。守りの一機撃破された事で、隙を見せたテオドラに攻撃に向かってしまった。先程と違って、鞭の攻撃範囲に入ったのに仕掛けない。他の武器を試すような様子もない。一緒に攻めるべきなのか。



「彦星氏、待たせたな。ここからが本番……これはどういう展開になっているんだ?」



フェイカーさん、只野さんのノービスが舞台に到着した。それに続くように続々と参加者達が入ってくる。



只野さんが、参加者全員が驚いたのはクイーンのパーツを装備したテオドラの姿というわけじゃない。無関係であるボーンがテオドラに剣を突き刺していた。



ボーンの攻撃がテオドラに届いたのだ。それも胸、搭乗席がある部分であり、普通なら撃破扱いになる。

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