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夏イベントは海、祭、肝試し ー56ー

「彦星氏なら分かってると思うが……トレイターでない以上、ガンナーは使えません。私達が協力出来るのは地上戦のみ。可能であるならば引きずり出す事も考えて」



フェイカーの口調が途中で変わったのは、只野さんがあの世界と同じだという事を密かに伝えたかったんだと思う。



「……了解」



トレイターに搭乗してないのが悔やまれる。コード『ガンナー』であれば火力も申し分なく、リベリオンも海中に行ける可能性はあった。もしくは地上からでも撃ち落とす事が出来たかもしれない。



海中の敵が未知である以上、火力が足りるのか判断出来ない。大剣が強力な武器ではあるが、接近戦は危険が伴う。一撃で倒せればいいが、何度も攻撃する必要があるのなら尚更だ。海中で動きが鈍くなるだけでなく、大剣は高威力である分一つの動作が大きく、隙を作りやすい部分もある。



危険を最小限にするためには、敵を地上に引き込む。そうすればリベリオンやフェイカー機だけでなく、残った機体全体で攻撃が出来る。火力不足を数で押しきる形だ。



「彦星さん……海に飛び込むわよ。操縦に集中するから迎撃はお願いするわ」



試作機は海に飛び込むと、戦場が海中戦に切り替わった。



「……何よ……これって」



蒼さんがそう言うのは戦場のイメージが違っていたんだろう。ゾンビ機体が一機もいない。それどころかタコやイカのような足、触手と思っていたのがそうじゃない事が分かる。



海中戦であるのに、花が一面に敷かれており、花びらが地上へと昇っていく。幻想的な世界であり、魅入れらてもおかしくないぐらいだ。



その中に巨大な木、花というべき物が存在していた。大型戦艦の姿や魔物はどこにも見えず、その花がBossという事になる。



その証拠となるのが花の部分。二つの花が咲き、その中心が五右衛門やジェミニの顔になっていて、歌を口ずさんでいるのだ。

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