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夏イベントは海、祭、肝試し ー36ー

「ごめん……油断してた。撃破扱いになったけど、フェイカーのエネルギーは全部受け取ったから。リベリオンに接触すれば回復出来ると思う」



リベリオンは少しでも距離を縮めるため、動く限りトレイターの方へ動かした。リベリオンがフェイカーのエネルギーを全部受け取る事で、トレイターに渡すための時間が延長する。



「……私って、誰に倒されたの? 何が起きたのか本当に分からないんだけど」



撃破された側は、誰に倒されたのかメッセージを見る事が出来ないみたいだ。それに暗闇だったという事もある。



「……服部半蔵だよ。多分特殊能力が発動されたんだ。後になって気付けた」



リベリオンを撃破したのは服部半蔵。けど、服部半蔵が遠距離武器を使用したわけじゃない。



「あっ……何となく分かった。こんなのすぐに分かるわけないよ。機体同士が入れ替わるなんて」



明かりが一瞬点灯した事で明日香ちゃんも何が起きたのか理解した。撃破したはずの隼がその場から消えていた。退場するにも武器やエネルギーを渡すためにも瞬時に消える事はない。



つまり、服部半蔵と隼の位置が入れ替わったわけだ。少し前まで服部半蔵が様々な敵を倒してたのは、モブ蔵が乗っていたノービスが撃破された場所だった。フェイカーが撃破された場所とは離れており、移動手段が機体同士の入れ替わり。



その証拠にフェイカーがあった場所近くにノービスの機体があった。



『正解だよ。服部半蔵には特殊能力が五つあるんだ。あっ! エネルギーが補給出来るまでは攻撃しないよ』



明日香ちゃんとの会話を聞いていたかのように、アヤメちゃんの声が聞こえてきた。服部半蔵は敵の連絡を傍受出来るだけじゃなく、割り込む事も可能みたいだ。



『一つは索敵に引っ掛からない事。二つ目は今やってる事だね。三つ目は撃破された仲間の機体と場所を入れ替わる事。他の二つは……お楽しみだね。英雄機は特別だけど、不便な事も色々あるんだ』



アヤメちゃんは聞いてもないのに、色々と情報を出してくる。不利になっても勝てるという自信があるからだ。

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