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勝負は何が起きるか分かりません ー10ー



「安室さん注目の天川織姫の対決。しかも、前回と同じ有佐アリサが相手ですが、どうでしょう?」



「そうですね。前回と同じでは駄目です。笑いではなく、機体の性能を見せるべきです。今回は敵を破壊するのが目的ではなく、有佐アリサ側は八人と前回よりも少ない。勝てる要素は十分あります」



オールマイトと安室さんの番組。二人の後ろに巨大なスクリーンがあり、そこで天川織姫と有佐アリサの戦争の準備画面から放送されていた。



「まずは有佐アリサ側がオタ芸を披露しましたね。市街地Aですから、相手に見せる事は出来ませんが。それに比べて天川織姫側は何もしませんね」



有佐アリサ側のオタ芸はズームアップされ、天川織姫側は棒立ちの姿が画面に映し出された。アイドル戦記において、やる気があるとは思えない映像だ。



「トレイターはフェアレーターをちらちらと見てるようですが、タイミングが分からないのかもしれませんね。おっと! そうしてる間に有佐アリサ側は動き出しましたよ。前回の事がありますから、序盤で歌うようです。有佐アリサの歌は眼鏡というタイトル。コミカルな歌ですよ」



「能力も珍しいです。遮蔽物があっても、その先を見る事が出来たり、命中率を上げたりします。ですが、時間の経過とともに低下し、悪化させる。本当の眼鏡みたいな能力ですから」



「そんな能力を最初に使っても大丈夫なんでしょうか? っと、何故か天川織姫側の機体、トレイターがオタ芸を始めましたよ。有佐アリサの歌に合わせてなら、ファン失格ですよ」



有佐アリサの歌の効力はファン達に与えられるが、戦場全体に響き渡る。アイドルが同時に歌えば、歌唱力の勝負になる。これはファンを引き抜く事を可能とするため。



「ちょっと待ってください。そのせいかフェアレーターがトレイターを背後から攻撃。破壊しましたね。これは前回のお返しというのもあるかもしれません。ですが、天川織姫側はフェアレーター一機になりました」

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