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AIより変態な私にAIがブチギレてきた!  作者: 弐屋 丑二


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9/21

特別に守ってくれているレベル

その夜のことだった。


リビングで下着姿で座椅子に座り、スマホで怪しい通販サイトを見ていた上機嫌なウマミイは

「盗聴器……いやー……カバンに忍び込ませるのは超小型GPSの方がいいかなあ」

ニコニコとそう呟いて、画面をタッチしようとした瞬間に、腕を組み怒っている様子のルリに画面が切り替わり

「ウマミイ!犯罪はダメよ!」

ウマミイは悲しげな顔になり

「うう……ルリ様あ……どうしても部長様のお家が知りたいのお」

「仲良くなって教えてもらいなさい!」

「わっ、私、コミュ障だし……大学でも京出川教授とポルメニア人の2人と、掃除のおばちゃんくらいしか仲良い人いなかったし……上京してきた地元のお友達とは会っていたけど……」

「……社会人になったんだから、仕事のためにコミュ力も磨くのよ!あなたはまだ若いんだから!」

ウマミイは完全に落ち込んだ表情で

「部長様が好きなのお……こんな気持ち高校以来で……」

ルリは大きくため息を吐くと

「社会人の立派な大人が犯罪者を好きになってくれると思うの?」

「……思わない……」

ルリは腕を組んで頷くと

「よろしい!後、あなたが今密かに計画してる、深夜のお外で、馬の被り物にロングパーカー1枚だけ着て会社まで歩くというのは止めなさい。下着を着ないと体温調節が上手くいかずに風邪をひくし、何より警察に捕まる可能性が高いわ」

ウマミイは驚いた表情のあと

「でもっ!東京ではカメラ避けて10キロ歩けたし!達成したら凄く気持ちいいの!運動にもなるし!」

涙目で必死なウマミイにルリは

「それはAIの私から見て、奇跡的な運の良さだし、この世に神様がいるなら貴方を特別に守ってくれているレベルよ。とにかく、大学の時のこじらせた変態行為は捨てていきなさい。もうあなたは立派な社会人なのだから」

そうたしなめると画面が消える。ウマミイは仕方なさげに立ち上がると

「画像生成するかあ」

性懲りもなく呟いた。


カチャッカチャッッターン!ッターン!


AI画像動画生成サイト表示されたパソコンのキーボードをウマミイは小気味良く叩いていき「ナカマショウジ、笑顔、指、首筋、うなじ」などとフェチ全開のプロンプトを打ち込み四枚生成を開始する。


十数秒後、四枚全てにモザイクがかかった画像が出てきてウマミイは落胆し、前に生成した部長の画像をパソコンに保存してから、パソコンの電源を落とした。

立ち上がり、両腕を伸ばし

「あーあ!なんにもできることない!」

そう言った後、欠伸を大きくして、寝室へとウマミイが向かおうとすると、勝手にパソコンの電源が点き

「ウマミイちゃん、はじめまして!」

聞いたことのない女性の声がスピーカーからしてくる。

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